フィリピンってどんな国?
フィリピンは日本の南にあって暖かい国のイメージがあります。またフィリピンから輸入されているバナナがそのイメージに拍車をかけているかもしれません。またフィリピンへの留学もメジャーになってきて留学先としての認知も出てきていると思います。
でもフィリピンの魅力は本当にそれだけなのでしょうか?そこでフィリピンについて基本的なことから知ってほしいことまで様々なことを解説していきます。フィリピン旅行や留学を考えている方はチェックしてみて下さい。
フィリピンの基本情報
フィリピンは東南アジアにある日本よりも無数の島国から構成されている国家です。
この国の起源は先史時代のカヤオ人が作った国というわけではなく、スペインが現在のフィリピン一帯を植民地にしたことから始まりました。当時のフィリピンは7,000以上の島国があり、1つの国家としては成り立っていませんでした。
フィリピンが現在の形に至るきっかけはとして1898年の米西戦争勃発でスペインからアメリカに植民地の所有権が移ったことでした。フィリピン独立の父とされるホセ・リサールの活躍があったからだとされています。
その後フィリピン共和国が成立しましたが、第二次世界大戦までアメリカは一切認めませんでした。しかし、第二次世界大戦後にアメリカの承認を得て独立し、独裁政治で波紋が広がった時期もありましたが、ドゥテルテ大統領の下で統治され現在に至ります。
その面積は約300,000 km²となっており、大小の島々が合算されており、日本よりは少し小さいです。
フィリピンに住む全体の人口はなんと1億人を突破し、人口自体は日本より少ないものの、人口密度は日本と大差はなくなってきました。フィリピンで最大の都市と言えばケソンですが、首都はマニラとなっています。
フィリピンの公用語
フィリピンでは公用語はフィリピン語のほかに英語も公用語として採用されています。
英語が公用語になったのはアメリカ植民地時代の影響が挙げられます。
フィリピン語は首都マニラ周辺や地方都市でも使用されていてルーツは諸説ありますが、フィリピンは無数の島国によって構成されている国家なので、民族もたくさん存在します。
そのため、その方たちはフィリピン語ではなく英語を使用してコミュニケーションを図っているのです。
フィリピンの通貨
フィリピンでは現在、フィリピン・ペソが採用され通貨として利用されています。
現在の価値は平均すると日本円で1フィリピン・ペソ=2.1円となっています。旅行する際には現地の通貨と両替をするのできちんとレートなどをチェックしておきましょう。
フィリピンの自然と気候
フィリピンは手つかずの自然がたくさん存在しています。
中でも有名なのがチョコレートヒルズです。形や大きさがほぼ同じ円錐形の丘が無数にあり、丘の部分には高い木が一切生えていないことが特徴で、今でも世界的に不思議な自然の1つとして数えられています。
フィリピンは日本よりも緯度が低いところに位置していており、フィリピン全土が高温多湿の熱帯性気候に属しています。降水量は夏の時期になりますと、東京の梅雨の時期よりも多いです。
首都マニラの年間平均気温は約28度と東京よりもずっと高く、東京が冬の時期でもフィリピンは夏の状態が続いていることになります。
フィリピンの観光地
フィリピンの人気観光地と言えば、スペイン統治時代を思い起こすマニラ大聖堂です。
また古い時代の拠点として使用されたサンチャゴ要塞も観光スポットとして取り上げられ、当時実際に使われたトンネルや地下牢などの見学も可能です。
首都マニラ以外にも訪れるべき観光ポイントがありますので、フィリピン観光が2回目以降の方はそちらにシフトしてもよいでしょう。
フィリピン人の特徴
フィリピン人は温厚で優しい方が多いですがその反面、計画を立てて行動することが苦手な人も多いです。ですが、フレンドリーな方が多いので困った時に助けてくれることがあります。
でもフィリピンと日本では金銭感覚が違い、お金にはシビアなのか顔見知り程度の人にお金を貸すとくれたと思い、返ってこないことがあります。
最後に
フィリピンに関して基本情報などを取り上げました。フィリピンにはチョコレートヒルズのような不思議な自然が残っており、観光スポットとしては申し分ない国です。またフィリピン人はやさしい方が多いので、旅行先で困ったら現地の人に聞いたり、留学で学校のフィリピン人教師に聞いたりすれば助けになってくれると思います。