アイルランドのコロナ規制再導入へ
アイルランドでは人口の76%強が2回のワクチン接種を完了していますが、ここ最近感染者数が1日4000人を超えるなど西ヨーロッパの中ではアイルランドの1日の感染者数が群を抜いて多くなっています。
それを受けてアイルランドの政府は、11月17日に新たな規制の再導入を発表しました。
再規制の内容
再規制を導入すると言ってもこれまでとってきたロックダウンほどの厳しい内容では、「今のところ」なってはいません。
主に、パブやレストンランなどの深夜営業の禁止とテレワークの推奨という形になっています。この間にワクチンのブースターショットを推し進めていく狙いがあるようです。
2021年11月18日より適応されることになっていますが、いつまで適応されるのかは定かになっていません。
アイルランドの学校への影響
これを受けて気になる部分がアイルランド留学への影響となってきます。特にアイルランドの大学・語学学校・高校などへの影響です。
今回の再規制の主な内容は、主に飲食店へのホスピタリティ業界に多少の影響が出てくるのではと考えられます。深夜まで営業できないということなので、甚大なる影響は恐らくそこまで無いのでは共考えられます。
一方で教育業界ですが、この再規制だけではほぼ影響はないと言っても過言ではないでしょうか。通常通り授業も行うことができるでしょうし、海外から生徒も受入れることができると思います。
テレワーク対応も、"unless it is absolutely necessary to attend the workplace in person"という表現がされており可能な限りテレワークをするようにという事なので、強制化されない限りはオンライン対応に移行しないのではないかと思います。
実際に、学校からオンライン対応に移行する等の案内は届いておりませんので、通常通り留学生を受入ながら対面でレッスンを行うということになろうかと思います。
今後への懸念事項
今回の再規制はひとまず軽いものになっています。今後はアイルランド政府の考え方にもよりますが、ワクチン接種率が高まっても感染者数が増える一方であれば、更なる規制強化につながることも考えられます。
規制が強化されれば教育機関にも影響が出てくることは否定できません。その場合少なくとも、再度オンラインレッスンへの全面移行という形になると考えられます。
EU域外からの入国拒否という事態までには発展しないようにアイルランドの状況を見守って行く必要があります。