アイルランド・ダブリンの物価について、ワーホリ先や留学先でも選ばれることが多くなった国アイルランドの中心都市ダブリンの状況をご紹介します。

ダブリンで1ヶ月生活をすると考えた時、もちろん人により個人差は出てきますが、最低限必要な額は€1200〜€1500(¥192,000~¥240,000)程度です。アイルランドは、周辺のイギリスやフランスなどに比べて海外でも小さな国で、物価も比較的安いと思われがちですが、その中でもダブリンは、残念ながら決して物価の安い都市ではありません。

この必要額の内訳は、

  • ・家賃€500〜€700(¥80,000~¥112,000)(光熱費込みシングルルーム)
  • ・食事代€300〜€400(¥48,000~¥64,000)(基本自炊した場合)
  • ・交際費€200〜€300(¥32,000~¥48,000)

です。(※人により個人差が出てきます)

ダブリンの家賃は2017年現在とても高いです。日本のように一人で部屋を借りることはあまり無く、多くの学生、20〜30代の社会人はシェアハウス/シェアアパートメントをしています。

シェアハウスでもシングルルームとなると€500〜€800(¥80,000~¥128,000)ほど幅があり、数人でのシェアルームであれば、€250〜€400(¥40,000~¥64,000)ほどで抑えることができます。ダブリンでの部屋探しは、一苦労です。

どこまで条件を下げられるかによりますが、値段と立地にこだわった私は、家探しに約3ヶ月かかりました。部屋探しはダブリン生活で誰しもが抱える悩みの一つです。

ダブリンで係る食費

アイルランドスーパー

食事代は€300〜400(¥48,000~¥64,000)と記載しましたが、これは基本的に自炊した場合の金額です。

ダブリンには、激安スーパーから高級志向のスーパーまで様々なジャンルのスーパーがあります。アイルランドの食料品は一般的に日本より安いため、工夫次第で、かなり食費を抑えることが出来ます。

一方でダブリンで外食をすると日本より多少高いです。一度の外食(夕食)で一人約€20〜25(¥3,200~¥4,000)(料理€12〜18、1パイント€7)ほどかかり、さらにアイルランドにはチップを置く文化があります。合計金額€25であれば、2〜3€(¥320~¥480)のチップを払うため、結局一度の食事で€30近くの出費になります。

ランチであれば大抵€20(¥3,200)以内に収まりますが、日本のようなファミレスや牛丼屋のような場所はないのが、不便なところです。

その他、スターバックスラテレギュラーサイズ=€3(¥480)、マクドナルドビックマック単品=€4(¥640)、マックのセット=€7(¥1,120)、ペットボトル水500ml=€1(¥160)など海外で良く目にする一般的な商品の値段は日本とさほど変わりがないように感じます。

アイルランドのスーパー情報

アルディ

ここで食費を抑えるためのダブリン激安スーパーをいくつか紹介します。

とにかく安いものを買いたい!という方には、Aldi(アルディ)と Lidl(リドル)、TESCO(テスコ)がお勧めです。

Aldiと Lidlはドイツ系の会社、TESCOはイギリス系の会社になります。

AldiとLidlはどちらも野菜や果物、肉類、酒類、生活用品が通常価格の25%offで購入て出来るのに加え、Aldiでは隔週木曜日にSuper6という6種類の野菜や果物がなんと€0.39〜€0.79(¥62~¥126)で買うことができます!商品の質も他のスーパーとさほど差を感じないため、一度ここで買い物をしてしまったら、他での買い物が高く感じてしまいます。

友達など人々との交際費

LEAPカード

交際費€200〜300は人によってかなり差が出るところだと思います。ダブリン中心街のパブは、1パイント€6〜8(¥960~¥1,280)と高いため、一晩で€30〜50(¥4,800~¥8,000)浪費してしまうことはよくある話です。

またダブリンは公共交通料金が高いため、バスやトラム、電車で定期的に市内まで通う場合は、月に€100(¥16,000)ほど多くかかってきます。

バスは一回乗ると€2.85(¥456)です。Leap Card(リープカード)というチャージ式の電子カードを利用すると約20%安く抑えることができるので、ダブリンに住むための必需品です。

また学生の方は、Student Leap Cardを作ることができます。このカードがあれば、交通料金だけでなく、薬局や飲食店、美術館などでも割引が適用されます。

日本と比べた携帯代は?

一方、携帯の1ヶ月の料金は、日本に比べて断然安いです。ネット4G使い放題のプランで月€20(¥3,200)の支払くらいです。

さらに同じ携帯会社同士であれば、通話し放題、EU加盟国(旅行先等)で通常通り使用することもできます。またダブリン市内は、バスや電車、カフェ等で無料Wi-Fiが充実しているので、ネットの使用だけであれば、日本から持っていった携帯にWi-Fiを繋いで使用することもできます。

最後に

以上、ダブリンでの物価の説明でした。安めの部屋を借りることさえできれば、ダブリン生活自体はあまりお金をかけずに過ごすことが出来るというのが私の印象です。

ただ日本から初めてダブリンに渡航する場合は、渡航後に生活必需品を揃えるために、想像以上に出費が重なってしまったり、円安が影響して、想像以上にお金が必要になってしまったり、と十分な資金が必要になります。初めての渡航の際は、資金に余裕を持って渡航することをお勧めします。

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