アイルランドってどんな国?
アイルランドに対してどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?隣国にはイギリスがあるため、もしかしたら知らないうちにマイナー的な国として認識していませんか?でもアイルランドには訪れて損はない観光スポットや大自然が存在します。
そこでアイルランドについて基本的なことから知ってほしいことまで様々なことを解説していきます。アイルランドへ留学や旅行、そしてワーキングホリデーで渡航を考えている人には必見です!
アイルランドの基本情報
アイルランドはヨーロッパ全体から見ると北西部に位置し、イギリスと国境を接する国です。
この国の起源は途中までイギリスと似た経過をたどっていますが、中世以降はイギリスとの宗教的な絡みが多くなり、近世では独立戦争を経てアイルランドはイギリスから独立が承認され、アイルランド共和国として現在に至ります。
その面積は世界で120番目と小さいです。
なおアイルランドの北方にある北アイルランドの地域は1921年に締結された英愛条約により現在までイギリスに帰属している状態が続いています。
アイルランドに住む全体の人口は約460万人となっており、日本と比べると約20分の1以下と少ないです。
アイルランドで最大の都市と言えばダブリンで、同時に首都となっています。
アイルランドの地域
アイルランドでは、大きく4つのプロビンス(日本で言う所の地方)に分ける事ができます。
- レンスター(Leinster)
- マンスター(Munster)
- コナクト(Connacht)
- アルスター(Ulster)
そしてこのプロビンスの下にカウンティ(Co.)という日本で言う都道府県のような区分けがされています。全部で32のカウンティがあります。
レンスター
- ダブリン
- ウィックロー
- キルデア
- ミーズ
- ラウズ
- ウエストミーズ
- ロングフォード
- オファリー
- リーシュ
- カーロー
- ウェックスフォード
- キルケニー
マンスター
- ウォーターフォード
- ティペレアリー
- コーク
- ケリー
- リムリック
- クレア
コナクト
- ゴールウェイ
- リートリム
- ロスコモン
- メイヨー
- スライゴ―
アルスター
- キャバン
- モナハン
- フェアマナ
- アーマー
- ティローン
- デリー
- アントリム
- ダウン
- ドニゴール
アイルランドの公用語
アイルランドで使用されている公用語はアイルランド語があります。しかし、歴史的背景から第二言語(もう1つの公用語)が英語となっています。そのため英語の語学留学先先にもなっています。
アイルランド語は一時期衰退し、死語となっていた時期がありましたが、最近ではアイルランド語復興政策による結果、2007年にアイルランド語はEUの公用語に認定されました。
ただ、日常会話で使われる言語は英語の方が優勢な状態です。日常生活で普通に英語が利用されています。隣国がイギリスということと、英語が世界的に使用されている言語であることが要因となっています。
アイルランドの通貨
アイルランドでは昔はポンドを使っていましたが、現在ではユーロを使用しています。ユーロ自体の価値はここ2年間の推移を平均すると日本円で1ユーロ=127円前後となっています。
旅行や留学などでアイルランドへ渡航する際には現地の通貨と両替をするのできちんとレートなどをチェックしておきましょう。
アイルランドの自然と気候
アイルランドは雄大な大自然を満喫できるスポットが存在します。
有名なところとしては1986年に世界自然遺産に登録されたジャイアンツ・コーズウェイです。ただアイルランドといってもイギリス領の北アイルランドにありますので国境を越えなければなりません。
アイルランド国内にある自然と触れ合える場所としてはキラーニー国立公園が有名でアイルランドが誇る最大の国立公園です。
アイルランドはイギリスと気候が似ていて、温暖なメキシコ湾流の影響を受けて日本の北海道の気候と違って最低気温が氷点下10度を下回ることがめったにありません。また夏でも緯度が高いこともあり最高気温が30度を超えることもめったにありません。
アイルランドの観光地
アイルランドの人気観光地と言えば、首都ダブリンにある国立考古学博物館・歴史博物館やトリニティー・カレッジ、そして日本の城とは造りが違うダブリン城が観光名所となっています。
そして、昨今スターウォーズのロケ地としても有名になったワイルドアトランティックウェイも注目されている場所の一つです。
アイルランドと言えば首都ダブリンのイメージが強いかもしれませんが、ダブリンだけではなく、地方にも訪れても損はない観光スポットがあります。
また、留学先としてもダブリンだけでなく、コーク・ゴールウェイ・リマリックといった観光地でもある小都市で留学もできたりするのも魅力です。
アイルランド人の特徴
アイルランド人は大変話好きでフレンドリーな方が多いです。その中には正義感や責任感が強い方もいます。
しかし一方で日本とは違い時間にルーズな一面もあります。
また北アイルランド問題の絡みがあって、イギリスとの政治的な話題は避けたほうがよいでしょう。この話題はアイルランド人にとっては敏感な問題になっている可能性があります。
最後に
以上、アイルランドに関して基本情報を取り上げてみました。アイルランドには日本では体感できない大自然の豊かさやヨーロッパ特有の文化的な建物が存在しており、観光名所となっています。アイルランド人と接するときは、彼らの特徴を理解し不快感を与えないようにコミュニケーションを図りましょう。留学先として更にアイルランドについて知識を深めたい場合は、以下の「アイルランド留学メニュー」よりいろいろチェックしてみてください。