ロンドンの1年留学費用と節約方法
1年間、ロンドンに留学してみたい。けど、1年間もロンドンに留学したら費用ってどのくらいかかるんだろうか?何が必要でどういった費用がかかるんだろうか?
と疑問に持たれた方。その疑問にお答えしたいと思います。
こちらのサイトで、ロンドン留学を1年間するのに必要な大まかな費用感と、1年間の留学に何が必要になってくるのか、大体のことがわかるようになると思います。
※語学留学では、1年=48週間として計算しています。
(語学留学の場合は、48週間が最長と制限されているため)
※費用を分かりやすくするため、1ポンド=150円で計算して日本円でご紹介しています。ですが、実際には日々の為替レートの変動で日本円額も最終的には異なります。
留学費用の定義
まずは、簡単に留学費用とはおおまかに「学校費用」と「その他必要費用」との合計としておきます
学校費用は、学校が請求してくる料金のことを指します。授業料が中心ですが、ホームステイなど学校経由で申し込む場合は、滞在費もそれに含みます。
その他必要費用は、学校以外の留学に必要な料金のことを指します。ロンドンと日本との航空券や海外留学保険料など渡航や現地生活に欠かせない費用です。滞在を学校に頼まない場合は、滞在費もこちらに含めます。
※留学費用の目安をご紹介するにあたり、航空券は東京-ロンドン直行便利用で18万円、ロンドンでのお小遣いで月6万円として留学費用に仮で含めております。実際には、航空券や現地での小遣い的な費用は大きく異なってきます。
ロンドン留学1年の費用
まずは、1年間ロンドンへの留学(語学留学と大学への留学も含む)に必要な留学費用は次の通りとなります。
- 210万円
- ~
- 850万円
ここでご紹介しているのは、ロンドンの格安語学学校や一般的な語学学校からロンドンに立地している大学まで、全ての教育機関のカテゴリーと、ホームステイや教材費などすべての費用項目を考慮に入れたうえでの範囲で表しています。
格安の語学学校で午後の安いコースを受講してホームステイもZone5という片道1時間強かかる場所にした場合のお安い例から、工学系の大学で学位を取得するプログラムの例までの極端な範囲で紹介しているので、少し幅がありすぎると思いますが、語学留学のお安いパターンと大学での学位留学とでここまで差があるのかと実感できるのではないかと思います。
1年間ロンドンでの語学留学費用一般的な費用相場
まず語学留学から詳しくご紹介できればと思います。
語学留学では、格安語学学校で午後のレッスンを受け、ステイ先もZone5という極端な例で210万円レベルでも留学できますが、もう少し一般的な例で1年間の留学費用を相場としてご紹介したいと思います。
一般的ということなので、当社でも扱いが多いレッスン数での授業やホームステイの組み合わせパターンでという事になります。そうすると大まかな1年間の留学費用の範囲は、以下のように変わってきます。
- 365万円
- ~
- 440万円
ロンドンに1年間語学留学すると、一般的なパターンでこの費用の範囲内が平均的なところになってくるかと思います。
もちろん、為替の変動や、夏期追加料などを取る学校もありますので、必ずこの範囲に収まるという訳ではないので、その点はご注意いただければと思います。
語学留学では、学校による違い、レッスン数による違い、滞在先のタイプによる違いにより費用が変わるのはもちろんのこと、ロンドンの語学学校では、レッスンの時間帯や滞在先のエリアによっても変わってきます。
ロンドンの語学留学費用を構成する項目
これまでご紹介してきた語学留学費用の項目は次でご案内している項目を含めています。
ロンドンをはじめ、イギリスへ1年間で留学する場合、追加で必要となる費用項目はビザ申請料とIHS保険料です。IHS保険料は、イギリスの国民保険のようなもので、6ヵ月以上滞してビザを申請する外国人全てに支払いが求められています。
- 授業料(午前中のみのレッスン)
- ホームステイ代(Zone3)
- 入学金
- 滞在先手配料
- 教材費
- 1日朝夕食の食費(ホームステイに含む)
- ビザ申請料
- IHS保険料
- 航空券
- 海外留学保険
- 現地での生活費/雑費
1年間ロンドンで大学留学する一般的な費用相場
次にロンドンで大学に留学する場合のケースです。
ロンドンには、数々の大学が立地しています。UCL、LSE、Imperial、Kings College、Westminster、SOAS、Cityなどありますが、ロンドンにある大学はイギリスの中でも最も高い授業料がかかりますし、滞在費も高くなります。海外からの留学生は、EU諸国を除き留学生価格になりますので高くつきます。公立だから安くなるという事はありません。
どういった専攻でプログラムを受講していくかにもよって変わってきますが、ロンドンの大学に留学する大まかな1年間の留学費用の範囲は以下になります。工学系や医療家になるほど授業料は高くなります。
大学ですので、この1年間の費用が最低3年間は必要になると算段していただく必要があります。
- 500万円
- ~
- 850万円
ロンドンに1年間大学へ留学すると、一般的なパターンでこの費用の範囲内収まってくるかと思います。
もちろん、為替の変動や、滞在先のタイプ、専攻プログラムによって変わってきます。必ずこの範囲に収まるということはないので、その点はご注意いただければと思います。
ロンドンの大学留学費用を構成する項目
これまでご紹介してきた語学留学費用の項目は次でご案内している項目を含めています。
大学への留学ではTier4という学生ビザを事前に取得する必要があります。学生ビザを申請するには、追加でビザ申請料とIHS保険料が必要です。IHS保険料は、イギリスの国民保険のようなもので、6ヵ月以上滞してビザを申請する外国人全てに支払いが求められています。そして、IHS保険料は留学予定期間分(3年留学なら3年分)必要となります。
- 授業料(£17,000~£41,000)
- 滞在費(多くの場合、寮)
- 入学金
- 教材費
- 1日朝夕食の食費
- ビザ申請料
- IHS保険料
- 航空券
- 海外留学保険
- 現地での生活費/雑費
ロンドンで留学の費用を節約するコツ
ロンドンで留学すると、様々な要因によって費用が変わってきます。語学留学でも大学留学でもそれぞれの費用を構成する要因ごとに安くなるオプションを選択していくことで、ロンドンの留学はお得に抑えることもできます。
ロンドンの留学費用を抑えるようにするには、以下のポイントをチェックしてみましょう。
(1)語学留学の場合は、レッスン時間帯を午前から午後に変える
ロンドンの語学学校の多くは、午前中のレッスンと午後のレッスンで分けられています。午前中のレッスンよりも午後のレッスンがお安く設定されていますので、午後のレッスンを選ぶことで費用を安く抑えることができます。
ロンドンで午後のレッスンが選べる語学学校(例)
(2)語学留学では、アカデミックコースなど長期お得コースを受講し留学費用を抑える
24週間以上になれば、長期割引として授業料がお得になるコースも語学学校では設定されていたりもします。このような長期でお得になるコースを受講することで、一般てきな語学学校でありながらも費用を抑えて留学を実現することもできます。
長期のお得なコースを提供している語学学校(例)
(3)ロンドンの格安語学校を選び留学費用を抑える
ロンドンには多くの格安語学校が存在しています。1年間格安校で受講することで、授業料も大きく変わってきます。
(4)食事はできだけ自炊して費用を抑える
ロンドンでは滞在先の滞在費も高くつく傾向にあります。ホームステイを選ぶにせよ、学生寮を選ぶにせよ、食事つきを選択するのではなく、食事なしの自炊タイプにして、食事を自炊していくことで食費をコントロールして節約するというパターンになります。
(5)シェアフラットも探して費用を抑える
1年間以上という長期なので、ロンドンでしたらシェアフラットも数多く見つかると思います。物件にもよりますが、お得でお安い物件も見つかる可能性もありますので、語学学校であればホームステイ期間を2ヵ月~3ヵ月程度で短く設定しておき、その後はロンドンでシェアフラットを探してみる。そして大学であれば、学生寮を早めに退寮してシェアフラットに引っ越ししてみるのも良いでしょう。学生寮を退寮する場合は、退寮時の違約金も発生する可能性もありますので、その点はしっかり確認しておきましょう。
(6)ホームステイのエリアをゾーン4または5にする
主に語学留学になるかと思いますが、ロンドンのホームステイは多くの場合で、ロンドンの交通体系であるゾーンに従ってエリアを分けています。その為、ホームステイもゾーンの数字が大きくなればなるほどお安くなりますので、ゾーン4かゾーン5あたりで検討してみてもよいでしょう。ただし、その分交通費や通学時間が60分くらいはかかるので、そことの兼ね合いになってきます。
(7)安い航空券を購入する
東京からロンドンへの直行便は、高くつくことが多いですので、ヨーロッパ経由便・アジア経由便など、経由便を利用してロンドンへの航空便を探してみるとお安い便が見つかることも多いです。
ロンドンの交通費
ご参考までにロンドンの交通費をご紹介しておきます。
先に軽く触れたように、ロンドンの交通体系はゾーン制で、決められたゾーンであれば、その区間の地下鉄・バス・鉄道は定められた期間中乗り放題です。
日本で言うSUICAやICOCAに相当するOysterカードが販売されていて、そのカードで1年のパス(トラベルカード)も購入することができます。
また、1年近くの長期であれば、通う学校がOysterカードの学割スキームに参加している場合も良くあります。学校に確認してみて、学割適用可能であれば、学割のトラベルカードを購入するようにしましょう。
通常のトラベルカードであれば、
ゾーン1~3で、1年間約247,000円。ゾーン1~4で、1年間約303,000円となっています。