ロンドンの1ヵ月留学費用
イギリス留学でも人気の留学先の一つロンドン。ロンドンには、語学学校から大学まで多くの教育機関が集まります。このロンドンで1ヵ月間の短期留学をした場合には、いったいどのくらいの留学費用を見積もっておけばよいのでしょうか。
1ヵ月という短期なので、大学や専門学校など当てはまりませんが、語学学校は1ヵ月でも通う事が可能ですので、1ヵ月の短期の場合は語学学校を例に1ヵ月の留学費用をご紹介してみます。
※1ヵ月=4週間として計算しています。
※費用を分かりやすくするため、1ポンド=160円で計算して日本円でご紹介していきます。実際には為替レートの変動で大きく変わります。
留学費用の定義
まずは、簡単に留学費用とはおおまかに「学校費用」と「その他必要費用」との合計としておきます
学校費用は、学校が請求してくる料金のことを指します。授業料が中心ですが、ホームステイなど学校経由で申し込む場合は、滞在費もそれに含みます。
その他必要費用は、学校以外の留学に必要な料金のことを指します。ロンドンと日本との航空券や海外留学保険料など渡航や現地生活に欠かせない費用です。滞在を学校に頼まない場合は、滞在費もこちらに含めます。
※留学費用の目安をご紹介するにあたり、航空券は東京-ロンドン直行便利用で25万円、ロンドンでのお小遣いで月6万円として留学費用に仮で含めております。実際には、航空券や現地での小遣い的な費用は大きく異なってきます。
ロンドン語学留学1ヵ月の費用
まずは、1ヶ月間ロンドンの語学留学に必要な留学費用は次の通りとなります。
- 55万円
- ~
- 105万円
ここでご紹介しているのは、ロンドンの格安語学学校や一般的な学校、そして各学校で開講されているコース、ホームステイのエリアなどすべて考慮に入れたうえでの幅で表しています。
語学留学では、学校による違い、レッスン数による違い、滞在先のタイプによる違いにより費用が変わるのはもちろんのこと、ロンドンの語学学校では、レッスンの時間帯や滞在先のエリアによっても変わってきます。
ロンドンへ1ヵ月留学するのに必要な費用
ロンドンへ1ヵ月留学しようと思うと、学校の費用以外にも様々な費用が掛かってきます。1ヵ月の留学でどういった費用が必要になるのか、そしてそれらが1ヵ月でいくらぐらいを考えておけば良いかチェックしておきましょう。
ロンドンの学校へ支払う費用
授業料
学校へ支払いが必要となる「学校費用」の主要なものです。学校別、及びレッスンに応じて料金は変動してきます。7万円~33万円程度の範囲で1ヶ月間の授業料を考えておきましょう。夏の時期に追加料が足される場合もあります。
入学金
学校へ申し込む際に必要となる料金です。学校によって必要だったり不要だったりしますが、必要な場合は1万円~2万円で考えておけば良いかと思います。
教材費
授業に必要となる教材費用です。こちらも学校によって請求されたりされなかったりです。イギリスの学校の場合は教材費を請求する学校は少ないです。請求された場合、大体5,000円程度 になってきます。
滞在費
滞在費はホームステイと学生寮で多くの場合選ぶことができますが、学生寮の方が高くつく傾向にあります。ロンドンのホームステイでは、Zoneによるロケーションに応じて料金が変わってくるのと、食事の有無やバスルームが共同利用か専用利用かでも変わってきます。
ロンドンの1ヶ月間の滞在費として、11万円~17万円を考えておきましょう。夏の時期に追加料が発生する場合もあります。
滞在手配料
ホームステイや学生寮などを手配するため学校が請求する料金です。大体5,000円~10,000円で見ておくと良いでしょう。
空港送迎料
ヒースロー空港から滞在先まで送迎してくれる料金です。オプションなので申し込む必要はないですが、ご希望の場合は大体15,000円程度で考えておきましょう。
送金手数料
ロンドンの学校に支払う際に銀行から海外送金で支払う必要が出てきます。その場合に日本の銀行の手数料とイギリスの銀行の手数料の2つが必要になります。当社ではこの2つの料金合わせて7,500円でお願いしております。
もちろん海外送金以外の支払い方法もあり、クレジットカード払いの場合は、クレジットカードの手数料が必要になるのと、他の支払い手段だとそれらの手数料が必要になります。
学校以外に必要な費用
航空券
ロンドンへ1ヵ月留学するにも飛行機を利用しないとロンドンへ行けません。その為の航空券が必要になります。どういった便を利用するか、どの時期に渡航するかにもよりますが、往復で約15万円~約25万円の範囲で考えておきましょう。10万円を切った航空券だと掘り出し航空券になってくると思います。
海外保険料
ロンドン留学中に何か不測の事態に備えて、海外旅行保険に加入することを強くお勧めします。1ヵ月ロンドンに留学する場合で、海外旅行保険の保険料は約1万円~となっています。
クレジットカード付帯の保険を利用するのも可能ですが、補償内容をしっかりと見比べたうえで保険に改めて加入するか検討するようにしましょう。
ロンドン生活費
ロンドンで1ヵ月留学する上で、授業料や滞在費以外の費用も必要になります。朝食と夕食はホームステイ代に含まれているとしても、ランチ代・通学費・交際費・娯楽費などロンドンで1ヶ月間過ごすための諸費用も考慮しておかなければなりません。
生活費については個々人のスタイルによって大きく変わってくるものではありますが、1ヶ月間で約6万円~約10万円は追加で用意できるようにしておくと安心です。
ホームステイに食費が含まれない場合や学生寮を利用する場合は、食費がその分必要になりますので3万円~5万円程度追加で見込んでおくと良いでしょう。
ロンドンの交通費
ご参考までにロンドンの交通費をご紹介しておきます。
先に軽く触れたように、ロンドンの交通体系はゾーン制で、決められたゾーンであれば、その区間の地下鉄・バス・鉄道は定められた期間中乗り放題です。
日本で言うSUICAやICOCAに相当するOysterカードが販売されていて、そのカードで1ヵ月のパス(トラベルカード)も購入することができます。
ゾーン1~3で、1ヵ月約24,000円。ゾーン1~4で、1ヵ月約29,000円となっています。
ロンドンでの1ヶ月間の留学費用を抑えるコツ
これまでに説明していますように、ロンドンの語学留学では、多くの要因によって費用が変わってきますので、こういった費用が変わる要因ごとに安くなるオプションを選択していくことで、ロンドンの語学留学はお得に抑えることもできます。
ロンドンの語学留学費用を抑えるようにするには、以下のポイントをチェックしてみましょう。
(1)レッスン時間帯を午前から午後に変えてみる
ロンドンの語学学校の多くは、午前中のレッスンと午後のレッスンで分けられています。午前中のレッスンよりも午後のレッスンがお安く設定されていますので、午後のレッスンを選ぶことで費用を安く抑えることができます。
ロンドンで午後のレッスンが選べる学校(例)
(2)格安校を選ぶ
ロンドンには多くの格安校が存在しています。1ヵ月程度では、格安校の安さのメリットを感じることが少ないかもしれませんが、一般的な語学学校の授業料よりもお安くはなります。
ロンドンの格安校(例)
(3)ホームステイの食事を自炊タイプに
ロンドンでは滞在先の滞在費も高くつく傾向にありますが、1ヵ月であれば多くの場合ホームステイを選ぶことになると思います。ロンドンのホームステイでは、1日2食付き・毎朝食付き・食事なし自炊の3タイプより選べます。そこで、食事なしの自炊タイプにして、食事を自炊していくことで食費をコントロールして節約するというパターンになります。
(4)ホームステイのエリアをゾーン4または5にする
ロンドンのホームステイは多くの場合で、ロンドンの交通体系であるゾーンに従ってエリアを分けています。ゾーン1が中心部で数字が大きくなるにしたがって郊外になります。その為、ホームステイもゾーンの数字が大きくなればなるほどお安くなりますので、ゾーン4かゾーン5あたりで検討してみてもよいでしょう。ただし、その分交通費や通学時間が60分くらいはかかるので、そことの兼ね合いになってきます。
(5)その他の必要費用を抑えていく
典型的なパターンにはなりますが、学校費用以外のその他の費用で、安い航空券を購入したり、海外保険料を抑えたり、ロンドンでの生活費を抑えていくことで、留学費用全般を安く抑えていくことも必要になってきます。
サマープログラムの費用
ロンドンで1ヵ月であれば、夏休み期間中に行われる中高生向けのサマープログラムも例外ではありません。
サマープログラムは、通常の語学留学よりは費用的な融通が利かないので、いろいろなオプションで費用を安く抑えるというよりは、プログラム自体の内容と料金とで比較考慮して選んでいくほかありません。
ロンドンでのサマープログラム1ヵ月費用例
様々なプログラムがあるため、幅を持たせた範囲でのご紹介ができませんが、ご参考までにECロンドンが主催している、ロンドンでのサマープログラムの料金をご紹介しておきます。
- 1ヵ月プログラム費
- 約60万円
- 【内容】
- ・授業料
- ・ホームステイ費
- ・1日3食込み
- ・空港送迎往復
- ・アクティビティ費用