英語留学するならこの国!留学費用や渡航先を選ぶポイント、英語力向上の目安を解説
「英語を学ぶには、どこの国に留学すればいいの?」「どれくらい留学すれば、英語力が高まるんだろう……」などと、留学を考えていくうえでお悩みの方は多いかと思います。
英語留学は英語力がゼロでも参加でき、短期間で実践的な英語を身につけられるというメリットがある一方で、渡航先や留学期間は自分の目的に沿って検討する必要があります。
ここでは、英語留学におすすめの国をはじめ、留学にかかる費用や渡航先を選ぶポイント、そして英語力向上の目安について、詳しく解説します。
英語留学するならどこの国?
英語を公用語としている国は世界で50ヵ国以上ありますが、英語力の向上を目的とした留学にはどんな国が適しているのでしょうか。
そこでまず、人気の渡航先、ヨーロッパの国、ローコストという3つの切り口で、英語留学におすすめの8カ国を紹介しましょう。
人気の英語留学先といえば
日本人に人気のある英語留学先には、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国が挙げられます。
【アメリカ】
日本人に一番人気のある留学先が、アメリカ合衆国です。
世界最大の経済大国であるアメリカでは、最先端の技術や文化、多種多様な価値観に触れながら英語を学べます。
滞在先としては、西海岸ではロサンゼルスやサンフランシスコ、サンティエゴ、東海岸ではニューヨークやボストンを中心に、質の高い語学学校がそろっていておすすめです。
【カナダ】
カナダもまた、多くの日本人が留学先として選ぶ国です。
治安が良い上、多民族国家で異文化への理解も高いため滞在中はとても過ごしやすく、現地で話されている英語は訛が少ないため学習には最適です。
滞在先としてはバンクーバーの人気が高く、次いでトロントやモントリオールといった都市にも良質な語学学校があります。
【オーストラリア】
南半球のオーストラリアは、英語留学やワーキングホリデー先として人気の国です。
マリンスポーツなどのアクティビティが豊富で治安も良く、国民性もフレンドリーとあって、楽しい留学生活となるでしょう。
都市はシドニーが最も人気があり、ブリスベンやゴールドコースト、ケアンズ、メルボルンなど、東海岸が主な滞在先となりますが、西オーストラリアのバースもおすすめです。
【ニュージーランド】
オーストラリアと並び、南半球の留学先として候補に挙がる国がニュージーランドです。
自然が豊かで治安も日本以上に良いと言われており、留学中の生活満足度は高いでしょう。
語学学校が多い都市は北島北部のオークランドですが、その他の都市にも規模が小さな語学学校が点在しており、アットホームな雰囲気で英語を学べます。
ヨーロッパに英語留学したい
憧れのヨーロッパに留学したい、そんな方にはイギリスとアイルランドの2カ国がおすすめです。
【イギリス】
英語のふるさとであるイギリスは、洗練されたクイーンズ・イングリッシュを学べる国です。
スポーツやファッション、デザインなどが世界最先端である一方で、歴史と伝統がある文化にも触れられるため、とても刺激的な留学となるでしょう。
留学先の都市はロンドンをはじめ、ケンブリッジやオックスフォードが有名ですが、ブライトンやボーンマスなどの中堅都市にも質の高い語学学校が存在します。
【アイルランド】
独自のアイリッシュ・イングリッシュが使われているのが、イギリスの隣国、アイルランドです。
伝統的なケルト文化を持つこの国は近年、新たな留学先として脚光を浴びています。
一方で日本人留学生は少ないため、英語学習にしっかり集中したい方におすすめです。
語学学校は首都のダブリンに集中しており、都市型の生活を満喫できます。
とにかく費用を安く抑えたい
費用を抑えてリーズナブルに英語留学を実現したい場合は、フィリピンやマルタを検討するといいでしょう。
【フィリピン】
欧米諸国と比較して安い費用で留学できるのが、東南アジアの島国、フィリピンです。
公用語の1つが英語で、セブ島やバギオといったリゾート地を中心に多くの語学学校があります。
少人数の授業や個別指導が受けられる上に、週に50時間という長時間のレッスンも可能なため、英語のレベルが短期間で向上するでしょう。
【マルタ】
地中海に浮かぶマルタは、ヨーロッパで英語を学びたい人にとって穴場的な国です。
マルタ語とともに英語も公用語で語学学校も多く、ヨーロッパ中から留学生が集まります。
イギリスやアイルランドと比べると留学の費用は安く、首都のバレッタは街ごと世界遺産に登録されており、落ち着いた雰囲気で英語を学習できるでしょう。
英語留学にかかる費用
次に、英語留学の費用目安について見ていきましょう。
上記で紹介したおすすめの8ヵ国への留学で、半年間・1年間にかかる費用は次の通りです。
半年 | 1年 | |
---|---|---|
アメリカ | 275万円 | 520万円 |
カナダ | 210万円 | 400万円 |
オーストラリア | 230万円 | 430万円 |
ニュージーランド | 210万円 | 400万円 |
イギリス | 285万円 | 540万円 |
アイルランド | 245万円 | 460万円 |
マルタ | 185万円 | 340万円 |
フィリピン | 135万円 | 260万円 |
表の金額はいずれも渡航費、滞在費、食費、授業料などを含めたトータルでの費用です。
英語留学先を選ぶポイント
さらに、英語留学先となる国や都市を選ぶポイントを解説します。
特に注目したいポイントは3つあり、学習環境とコストパフォーマンス、そして現地の治安です。
英語を学ぶ環境が整っているか
まず、留学先として検討している国や都市が、英語学習に最適な環境なのかを確認しましょう。
語学学校の選択肢の多さはもちろん、住むところや食事、気候といった要素も重要です。
自分に合わない環境では、ストレスが溜まったり健康を損なったりして、英語学習どころではなくなってしまいます。
期間半ばで帰国する羽目にならないよう、留学先の環境は事前にしっかりと調べておきましょう。
現地の生の情報を多く持つ、留学エージェントに頼るのも1つの手です。
コストパフォーマンスが高いか
留学先の候補として選んだ場所が、コストパフォーマンスが高いかどうかも検討しましょう。
留学には百万円単位の費用がかかりますが、この大きな投資に対する成果、すなわち「英語力向上」という目的が果たせるかどうかといった視点はとても重要です。
また、コストは語学学校の授業料だけではなく、滞在費用や留学エージェントに支払う費用なども含めてトータルで検討する必要があります。
なお、手続きやビザ申請サポートなどの手数料が無料の留学エージェントを利用すれば、費用を節約できます。
現地の治安がいいか
留学先の治安も、現地での生活にたいへん重要な要素です。
治安の良い日本に比べ、勝手の分からない海外ではトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
そこで、検討している国や都市の犯罪発生率や危険エリア、現地の人の傾向などについて、事前に詳しく調べておくことをおすすめします。
これらはネットでも収集できますが、留学エージェントは現地でしか知り得ない情報を多く持っていますので、不安に思う時は頼ってみましょう。
英語留学のメリットとは?
英語留学のメリットは、英語力が全くない方でも参加できることです。
また、現地で長い期間を過ごすため短期間で効率よく学習でき、実践的な英語を身につけられるという利点もあります。
英語レベルがゼロでも参加できる
英語留学は、英語力ゼロの初心者でも参加が可能です。
語学学校では、最初のテストで留学生ごとの英語力を測り、実力に応じてクラス分けします。その上で、各クラスのレベルに合わせて授業が行われるため、英語力が無い方でも安心です。
したがって、英語力がないからと留学を諦めることはありません。
ただ、英語が分からないと現地での生活で苦労しますので、ある程度は留学前に勉強しておきましょう。
短期間で効率よく英語を学べる
英語留学すれば、短期間でとても効率よく英語を学べます。
英語力の向上には多大な時間が必要となりますが、留学して英語漬けの環境に身を置くことで、日本でレッスンを受けるより短い期間で英語力を高められるからです。
また、インプットした知識は何かのかたちでアウトプットしなければ定着しません。
留学先では授業で得た知識をすぐに生活の中で実践できるため、すぐに元の環境に戻ってしまう日本よりはるかに早く、英語を身につけられます。
実践的な英語を身につけられる
英語留学には、実践的な英語を学べるというメリットもあります。
実践的な英語とは、簡単にいえば「実際に相手とコミュニケーションできる」ということ。
つまり、試験で点数が取れるだけではなく、現地での日常生活で必要なことをこなせたり、ビジネスにおいて円滑に業務を進めていけたりする英語力を指します。
日本でのレッスンとは異なり、周りが全てネイティブだらけの環境で生活すれば、どんなシーンでもスムーズに英語でコミュニケーションが取れるようになるでしょう。
英語は留学何ヶ月目で話せるようになる?
ここからは、留学した初心者がどれくらいの期間で英語を話せるようになるのか見ていきましょう。
最低限の英会話レベルを得るには約半年、そしてビジネスシーンで英語を自在に扱えるようになるには2年ほどの留学期間が必要です。
半年で日常会話が可能に
初心者が留学して日常会話ができるようになるまでには、およそ6ヶ月の期間が必要です。
最初の2ヶ月ほどは授業内容についていくのに精一杯ですが、だんだんと英語の環境に慣れてくると、相手が言っている内容が分かり、簡単な返事を返すことができるようになります。
そのため、英語力アップを目指す方は、最低でも6ヶ月以上の留学を検討するといいでしょう。
1年でネイティブと自然に会話ができる
留学して1年ほど経つと英語の応用力が備わり、ネイティブスピーカーが喋っている内容がほぼ理解できる程度のリスニング能力が身につきます。
英語のボキャブラリーも増え、クラスメイトとのコミュニケーションもスムーズにできるようになって、英語で話すことに自信がついてくるでしょう。
ただし、毎日しっかりと英語を使う環境に身を置いていることが前提です。
授業以外の時間を日本語で過ごしてしまうと、何年経っても英語レベルは向上しません。留学中はできるだけ、英語学習に集中しましょう。
2年でビジネスレベルに
1年以上の留学経験を積むと、どんなシーンでも英語を使った対応ができるようになります。
自分の意見を長い文章で論理的に伝えられ、ライティングスキルも向上してメールやレポートも難なく英語で書けるようになるでしょう。
人によって異なりますが、通訳や翻訳など、ハイレベルな英語力が求められる分野も視野に入ってきます。逆に、このレベルに到達すると、日本語を忘れないように努めなければなりません。
英語留学を成功させるポイント
今最後に、英語留学を成功させるポイントについて解説します。
留学前には自分の目的を明確にした上で、それに適した渡航先を選択しましょう。
また、留学先ではネイティブスピーカーと積極的にコミュニケーションを図りましょう。
留学の目的を明確にする
最初にやるべきことは、自分はなぜ留学するのか、その目的を明確にすることです。
海外留学に憧れる気持ちは分かりますが、目的が曖昧なまま渡航すると長い留学生活でモチベーションが維持できず、ただ海外で過ごしただけで終わってしまいます。
そこで、英語力向上はもちろん、現地での就職や人脈づくりなど、明確な目的を持ちましょう。
例えば「TOEICで800点を取る」「希望する職種に就いている現地の知り合いをつくる」「並行して文化活動にも取り組む」など、具体的な目的があればプランも立てやすくなります。
目的に適した渡航先を選ぶ
次に、自分の目的に適している渡航先を選択しましょう。
目的を達成しやすい環境を選べば、留学をより成功に近づけられます。
例えば、短期間でみっちりと英語を勉強したい方はフィリピン、多文化社会に触れたいのであればカナダ、ビジネス英語を学びたければアメリカというように、目的に合った国を選びましょう。
どうしても自分の目的に適した国が分からないという場合は、無料で相談できる留学エージェントの利用もおすすめです。
現地で積極的にコミュニケーションをとる
留学先では、積極的にいろんな人とのコミュニケーションを図りましょう。
語学学校で習ってすぐに現地で実践するという機会を増やしていくことは、英語力を高めるための重要なポイントです。
お店の人やホームステイ先のホストファミリーと積極的に交流したり、現地のイベントやアクティビティへの参加で友だちを増やしたりするなどして、英語を使うチャンスを増やしましょう。
自分が話す英語が相手に通じるようになれば、より学習意欲も高まります。
まとめ
今回は、英語留学におすすめの国をはじめ、留学にかかる費用や渡航先を選ぶポイント、そして英語力向上の目安について解説しました。
この記事を参考に、自分にとってベストな留学先を選択してみてください。
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