2024年イギリスワーキングホリデー (YMS) ビザ申請概要

2024年YMSビザ申請は2023年までの抽選方式ではなく、他の英国ビザと同じ手続きで申請手続きを行います

2024年のイギリスワーホリ (Youth Mobility Scheme)の概要が発表となっています。2024年は、抽選形式ではなく一般的なビザ手続きと同じ手続き方式となっています。

通年、YMS発給枠は1000名で、2021年及び2022年は1500名へと増枠されました。ですが、2024年は6000名へと大きく増枠されました

2024年は、この6000名という枠が埋まるまで、他のイギリスビザと同様のビザ申請手続きでYMSビザの申請手続きを行うようになります。2024年は、1月30日から申請受付開始となっています。

イギリスYMS(ワーキングホリデー)の特徴

イギリスのワーキングホリデーはYouth Mobility Scheme (YMS)と呼ばれています。

ワーキングホリデーという呼び方をしていません。厳密に言えばワーキングホリデービザではなく就労ビザの一種ではありますが、実質他国のワーキングホリデーと大きく変わる部分も少ないため、便宜上「ワーキングホリデー」という呼び方でご案内していきます

イギリスのYMSの大きな特徴としては、最長2年間の滞在と就労が認められていることが一番の魅力的な特徴です。

そして、募集人数も2024年の年間で6000名と定められています。これまでは年2回の抽選方式で当選した方のみがYMSビザに申請できるようになっていましたが、2024年ではこの抽選方式ではなくなりました。2025年以降は募集人数・抽選方式ともにどのように変更が出るかは未定です。

イギリスワーキングホリデー(YMS)制度の特徴などについては以下でも詳しくご紹介しています。

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2024YMSビザ申請概要

2024年イギリスワーキングホリデーYMSビザ申請に向けた申請方法に関して大まかな手順は以下の通りです

2024年1月30日以降、イギリス政府の公式サイト「GOV.UK」からYMSビザ申請フォームを作成し、2年分の社会保険料とビザ申請料の支払いを行う

東京または大阪のVFSグローバルビザセンターへ出向く日時の予約を取り、パスポートや必要書類の提出、顔写真撮影、指紋採取を行う

パスポートが返却され、イギリス入国予定日から90日以内にイギリスに入国し、BRPカードを指定された郵便局で受け取る

2024年の募集人数は6000名となっていますので、募集枠に到達するまでYMSビザ申請の受付が行われます

イギリスYMSビザ申請に向けたチェック事項

イギリスYMSビザを申請する前に以下の点について確認しておく必要があります。

チェック1:年齢

YMSが申請できる年齢は18歳~30歳です。申請日(=ビザ申請料支払い日)に年齢条件を満たしているか確認しておきましょう。また、過去にYMSに申請された方は、再申請できません。

チェック2:イギリス入国日

YMSビザの発効日は申請時に決めたイギリス入国日から2年間です。この入国日が決まっていないとYMSビザの申請も進めていくことができません。

ただ、決めた入国日から90日間は入国猶予期間が設けられますので、その点も考慮してイギリス入国日を決めたうえで申請に臨みましょう。

チェック3:パスポートの有効期限

パスポートの有効期限が、最低でもイギリス入国後半年間はカバーできる状態で申請しましょう。

ビザがおりてイギリス渡航までの間にパスポートの有効期限が切れてしまうと、後々の手続きが面倒です。あらかじめ有効期限がぎりぎりの場合は、更新するなどしてから申請するようにしましょう。

チェック4:資金証明のルール

YMSビザでは資金証明を提出する必要がありますが、最低保有額や28日ルールというイギリス特有のルールがあって、過去28日間口座内のお金の流れがチェックされます。

具体的なこのルールの内容はここでは割愛しますが、必ず通帳や取引明細(残高証明ではなく)を用意して最低保有額と28日ルールを満たせるように準備しておきましょう。

チェック5:英文翻訳期間

資金証明では英文翻訳も付けなければなりません。英文翻訳が用意できる期間は翻訳会社によって様々です。事前に翻訳会社に翻訳作業期間を確認して、VFSビザセンターへ出向くまでに準備できるようにしておきましょう。

チェック6:VFSビザセンターの予約

VFSビザセンターの予約は、予約を入れる時期に寄りますが、当月内または長くても翌月までの日程までしか予約を入れることができません。

また、ビザセンターの混み具合も時期によりまちまちです。早すぎても翌々月の希望で予約日が取れなかったり、遅すぎると混みあって希望日で取れなかったりという事態もあります。

そのため、ビザ申請料を支払ってから概ね1ヵ月以内をめどにビザセンターの予約を入れられるようなスケジュールで進めていきましょう。

チェック7:募集枠

これまでも述べるように、2024年イギリスYMSの募集枠は6000名です。この6000名にいつ到達するかわかりませんので、募集枠に注意しながら、募集枠が満たないように申請準備に取り掛かりましょう。

イギリスYMSビザの条件

イギリスのYMSビザにはいくつか条件もありますので注意が必要です。

資金ルールについて

イギリスYMSでは、£2530以上を28日間継続して保持していることを証明しなければなりません。

ビザ申請日までの31日の期間内に、この28日間が入っている必要があります。このルールが満たされていなければ却下となるケースもありましたので、必ずこの資金ルールが満たされているか注意が必要です。

入国可能な日付について

実際に入国できる日付は、YMSのビザ申請時に設定した入国日から90日までが入国猶予期間となっています。設定した入国日に必ず入国しなければいけないということはありませんが、設定した入国予定日から90日以内にイギリスへ入国する必要があります。

ただし注意点として、YMSビザの有効開始日が設定した入国予定日となりますので、入国できるタイミングが遅くなればなるほど、その分イギリスに滞在できる期間も短くなるということになります。

90日以内に入国できないとなった場合には、ビザの再申請ではなく入国日の延長手続きをする必要があります。

なお、弊社でのYMSビザ申請サポートをご希望の方は、これらの条件が満たされていることをご確認させていただいた上でサポートとなります。

イギリスYMSビザが却下となってしまった場合

イギリスのYMSビザが却下となってしまった場合、再申請することもできます。却下理由となった内容を改めて確認し、それを満たしたうえで再申請するようになります。

その場合、保険料は戻ってきますが、初めに支払ったビザ申請料は返金されず、もう一度支払いが必要となります。ただし、再申請時に31歳になってしまうとYMSの申請資格を失うことになりますので、この場合は他の手段を探していくしかありません。

YMS以外でイギリスで他に働く手段は無いですかという質問も時折お受けすることもありますが、かなり条件は制約されてきますがアルバイトレベルで就労することもできなくはありません。

但し、その場合は必ず公立の学校や大学などの高等教育機関で学位取得を目的に学生ビザを取得しなければならないため、その学位プログラムの学費が必要になります。

もしイギリスで長期間の滞在を主な目的とされている場合は、英語学習目的のShort Term Studyビザで最長11ヶ月まで滞在が認められています。

また初級より少し高い英語レベルを証明できる方は特定のIELTS試験を受験し規定レベルのスコアを証明できれば、先程の1年以上滞在できる学生ビザで滞在することもできます。

11ヶ月まで滞在できるビザでは就労はできませんが、学生ビザであれば制約された(高等教育機関で学位取得目的などの)条件を満たせばパートタイムでの就労もできるようになっています。残念ながら落選してしまった場合、他の国のワーホリということも考えられますし、どうしてもイギリスという場合でしたら、このようなビザで滞在していくという方法も検討できます。

その他の国のワーホリという方法も

イギリスのYMSビザが却下になってしまい、再申請も難しい場合は、他の国のワーホリ制度を活用するという方法もあります。

イギリスの代替先としては、多くの場合アイルランドのワーホリを検討される方が多いです。

そのほかでは、ワーホリ大国ともいえる、カナダ・オーストラリア・ニュージーランドのワーキングホリデーを考えてみても良いかもしれません。

■ イギリスのワーキングホリデー制度(Youth Mobility Scheme)や、ワーキングホリデービザ(YMS)に関する詳細情報は以下からご確認ください。

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