カナダのワーキングホリデーは沢山チャンスを掴める可能性がある
カナダ・ビクトリアでバレエダンサーとしてワーキングホリデーを経験された遠藤まほみさん(女性)の体験談のご紹介です。カナダで高校留学を経験後にプロのバレエダンサーとしてビクトリアへその時の体験談を語っていただいています。
私がカナダでワーキングホリデーをしようと思ったきっかけ
私はカナダのカルガリー高校とバレエ学校に17歳から三年間留学していました。そして卒業後、20歳の時にカナダのにワーキングホリデービザを申請しました。
カナダのバレエ学校の卒業前に就職活動をしていましたが、卒業して直ぐの新卒のダンサーでは単発の仕事や、小さな会社での仕事しか見つかリませんでした。
そのような会社は就労ビザを申請することができないため、就職他したとしても日本人の私がカナダで働ける条件の仕事が決まりませんでした。
そこで同じくカルガリーでワーホリを使ってアルバイトをしている日本人の知人にワーホリを薦められました。
ワーホリがあれば、ビザのステータスを気にする事なくカナダ国内でリーガルに仕事をしてお金を稼ぐことができます。また仕事をしなくてもいい場合は学校通ったり、旅をしたり、名前の通りホリデーを過ごすことができます。
その点で私の状況にワーホリはピッタリでした。
数カ月はカルガリーでトレーニングをしたり、アメリカのワークショップを受けに行き就職活動の準備をし、カナダやアメリカのバレエ団のリサーチをして、コンタクトをとったりしていました。
その中でブリティッシュコロンビア州にあるビクトリアという街にある小さなバレエ団にも連絡をとっていました。そこのディレクターが数ヶ月の間怪我人の代わりに働いて欲しいとオファーをもらったのでカルガリーからビクトリアに引っ越すことにしました。
ワーホリだからこそ出来たカナダでの経験
ビクトリアのバレエ団では初めてプロのダンサーとして働く経験をすることができました。
小さな頃からの夢が半ば本当になり、とても楽しく、良い経験ができた数ヶ月でした。
これはワーホでなくてはできないことでした。なぜならそのバレエ団では就労ビザを申請することができなかったからです。
そこで働いていた日本人の同僚の人たちもワーホリをうまく利用していました。ある人はバレエ団の仕事の後に日本食のレストランでウェイトレスのアルバイトをしていました。
こういう働き方もワーキングホリデービザだからこそ可能なことです。
普通の就労ビザの場合は1つの会社がスポンサーになってビザが発行されます。そしてその会社以外で働いたりお給料をもらうことができません。
また就労ビザはフルタイムで働く、または充分なお給料を貰えなければ発行されません。
ワーホリのおかげでビクトリアの仕事をしながら就職活動もを続けることができました。ワーホリの切れる2ヶ月前にモントリオールのバレエ団に就職が決まりました。
ワーホリのステータスがあったからこそ、自分のペースで仕事をしながらオーディションを受けるためにカナダ国内を旅する時間も設けられ、就活する事ができました。
一年間のワーホリだから感じた難しさやりがい
仕事をするにあたって苦労したのはやはり言語です。ワーホリの前に学校で勉強はしていましたが、仕事をするとなると、仕事場で必要な会話は今までまで習ってきた英会話とは少し違ったスキルだと感じました。
特に同僚や友達とのちょっとした会話でのコミュニケーションは日々の生活を円滑に楽しく過ごすためにとても大切です。普段の会話というのは文法を無視したり、独特の言い回しをする事が多いので最初はよく理解出来ませんでした。
“ちょっとした会話“というのが実は習得するのが難しいと感じました。
ルームメイトが大好だった’Friends’と言うシットコムドラマを隣で見ながら日常会話やジョークを練習したのを覚えています。
もう1つは、1年は思っていたもに短いということでした。1年あれば仕事が見つかる、そうすれば就労ビザがもらえると思ってぐいましたが、半年経った頃から焦りを感じました。1年というリミットがあるということは、毎日を充実させようというモチベーションになる一方、何かを目標にしてる場合はプレッシャーにもなりうると思います。
またビクトリアの仕事も来年には一緒に仕事ができないとわかっていながら同僚たちと仕事を続けるのは辛いものがありました。
そして初めての仕事をしながらカナダ中に就職活動に飛び回るのは肉体的にも精神的にも辛いものがありました。
私がカナダへワーホリをおすめする理由
ワーキングホリデービザ制度はとても便利で、たくさんチャンスを掴める可能性を与えてくれるものです。
今は交通の便やインターネットのおかげで世界は狭くなっている様に感じますが、いざ違う国で生活しようと思うと、まずビザが問題になります。
生活の拠点や仕事がないとビザは普通発行されません。
その点ワーホリはまず現地に行ってその国の生活を始めるきっかけを作る事ができます。
そのチャンスを大いに生かすために、1年の生活を楽しむことははもちろん、ワーホリならではの自由な時間を生かして、人と出会ったり色々な経験をする事で、是非次の夢や目標を見つけることにつなげてください。