ハリファックスでの交通手段!バスの基本情報まとめ
カナダ南東のノバスコシア州にある港町ハリファックスは、私たち日本人にとっても生活がしやすく留学やワーキングホリデーにおススメの都市です。
ハリファックスで留学やワーホリで生活していくうえで、欠かせないのが公共交通機関の利用です。特にハリファックスにて、主な公共交通機関はバスとなります。ここでは、ハリファックスの公共交通機関の主役であるバスについて乗り方や運賃など様々な情報をお伝えしていき、ハリファックスのバスについて知識を深めていけるようにしています。
ハリファックスの主な交通手段は?
ハリファックスで生活するにあたり、メインの交通手段は「バス」になります。電車での生活に慣れている方には少し驚きかもしれませんが、ハリファックスに電車は通っていません。
しかし様々なバスルートが街全体を覆っており、バス停の数も多いため、一度バスでの生活に慣れてしまえば電車のない不便さを感じることはありません!
複数のバス会社が運行している日本とは異なり、ハリファックスでは「Halifax Transit」という市営の公共交通機関サービスが全てのバスを所有しているため、一律の運賃でどのバスにも乗ることができる点が魅力です。なお、各バスルートには番号が割り振られています。
他にもハリファックスと海を挟んだダートマス(Dartmouth)を結ぶフェリー、自動車や自転車などの交通手段がありますが、本ページでは特にバスに関する詳細を取り上げていきます。
ハリファックスのバスの乗り方・降り方
ここでは、基本的なバスの乗り降りの仕方をご紹介します。日本とは勝手が違う点がいくつかあるので、是非参考にしてみてください!
まずバス停は、道路沿いの柱に掲示されている「Halifax Transit」の文字とバスのマークが目印です。その下に記載されている番号が、停車するバスの番号です。
バス停はベンチと簡易ブースがある場所もあれば、何もなくただバス停の標識だけがある場所もあります。
乗車の際は、標識の下に立ち運転手さんに乗るそぶりを見せることが肝心です。
バスが近づいてきた際に一歩後ろに下がることはこのバスには乗らないという意思表示になるので、バスが停まらずにそのまま走り去ってしまいます。
乗り口はバス前方のドアのみで、日本と同じく降りる人が優先です。料金は先払いとなっており、運転手さんにパスを見せるか、現金またはチケットを機械に入れます。
料金については後程解説するのでご安心を。
降車の際は、通路側にある赤い「Stop」ボタンを押すか、窓の上部に掛かっている黄色い紐を下に引っ張ってバスを停めます。音が鳴り電光掲示板に「Stop Request」と表示されれば、停車のサインになります。
降りる際は前後どちらのドアでも構いません。後ろのドアは手をかざすと開きますが、それでも反応しなければ「Back door please.」と運転手さんに頼むと開けてもらえます。
そしてハリファックス市民のマナーにならい、降り際には「Thank you!」と一声掛けましょう。
バスの料金・路線
次にバスの料金と路線について解説していきます。
先述したように「Halifax Transit」によるバスのみが運行しているため、空港行きなど一部の特別な路線を除き全て一律の料金が課されます。また、何駅乗っても乗車賃は同じです。
バスの乗車賃の支払いは、基本的にチケット・マンスリーパス・現金のいずれかになります。
大人(18~64歳)料金は2020年2月時点で以下のようになっています。
- 現金/チケット1枚:2.75CAD
- チケット10枚:24.75CAD
- マンスリーパス:82.50CAD
- 乗り換え:無料
※ハリファックスの大学またはカレッジにフルタイムで通う学生は、「UPass」というお得な年間パス(9~4月分)がもらえます。
バスのチケット及びマンスリーパスは、市内のドラッグストア(Shoppers Drug Mart/Lawtonsなど)のレジで購入が可能です。
なお乗り換えは、「Transfer ticket」があれば無料です。乗車時に運転手さんにお願いすると、そのバスが終点に着く時間から90分以内なら有効な券をもらえますよ。
また、ハリファックスにはバスの路線が全部で69本存在し、どこにいても徒歩圏内にバス停があることがほとんどです。目的地までのバス番号は、Google Mapで検索することができます。
以下の「Halifax transit」公式ウェブサイト(英語)ページ上部の「Route Map」からPDFで全路線図をダウンロードでき、下部に各ルートの路線図と時刻表があります。
知っておきたい注意事項
最後に、ハリファックスでのバス利用について、知っておきたいことを3点ご紹介します!
飲み物のテイクアウトカップは持ち込み禁止
水筒やペットボトルなどの蓋がしっかりと閉められるものを除き、バス内には基本的に中身がこぼれやすい飲み物は持ち込めません。
現金払いは両替ができない・お釣りも出ない
日本のような両替機は車内になくお釣りも出ないため、運賃はぴったり持っているようにしましょう。
バスはよく早まる/遅れる
少し不便に感じるかもしれませんが、道路状況によってバスの到着時刻が前後することは日常茶飯事です。バスの時刻表だけでなく、Google Mapなどで常に最新の運行情報を確認するようにしましょう!
まとめ
ハリファックスでの主な交通手段であるバスに関する基本情報がお分かりいただけたかと思います。
バスはローカル色が強いので、ハリファックスに来た最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、慣れてしまえば快適に生活することができますよ!
ハリファックスへ留学やワーキングホリデーをお考えの方は、現地の生活の参考にしてみてください。