メルボルンの物価はどのぐらい?日本より安いのか高いのか

オーストラリアは世界でも物価が高い国として知られており、日本と比べてみても物価の高さは2〜3倍となっています。しかし、全てが高いというわけではありません。

お肉や果物、野菜などは日本よりも安いものもあります。賢い買い物を心がけるだけで、日本の物価と同様、もしくはさらに安く抑えることが可能なのです。

ここでは、メルボルンのアイテム別平均コストや物価状況についてご紹介します。ぜひ、メルボルンへ留学やワーキングホリデーに行く前に、メルボルン生活での予算の参考にしてみてください。大まかなメルボルンの物価状況が見えてくると思います。

メルボルンの物価は高い?

日本人にとって、メルボルンの物価は高いと感じることが多いと思います。メルボルンは物価が高いだけというわけではなく、同様に労働者の給与も、日本に比べて高いです。

メルボルンの最低賃金は2023年現在で$23.23 (約2,300円)となっています。円オーストラリアドルのレートは1ドル87円~98円あたりで推移する傾向にあります。ここでは1ドル=101円を念頭に日本円計算しています。

メルボルンはオーストラリア内でも、シドニーに次いで2番目に物価の高い地域として知られています。また、日本よりも物価が少し高いと言われており、物価の高さは2〜3倍です。

カフェやレストランで食事をすると、物価が高いと感じますが、スーパーマーケットで食材を買って自炊をするなどの工夫をすれば、安く滞在費を抑えることができます

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食料品・日用品の価格

オーストラリアで一般的に利用されているスーパーは、Coles、Woolworth、ALDI、IGAの4店舗です。各店舗によって、販売している品数や価格は異なりますが、以下にオーストラリアの主要なスーパーマーケットにある食料品や日用品の値段をご紹介します。

食料品の主な価格

ミルク1ℓ $1.6
(約160円)
パン $2.7
(約270円)
トマト1キロ $4.9
(約490円)
卵12個大きいサイズ $5.4
(約540円)
水600㎖ $2.7
(約270円)
ビール $5.6
(約560円)
コーラ2ℓ $3.4
(約340円)

日用品の主な価格

シャンプー400㎖ $15
(約1,500円)
洗剤2ℓ $16~28
(約1,600円~約2,800円)
1週間分の風邪薬 $14
(約1,400円)
生理用品 $5
(約500円)
歯磨き粉 $2~16
(約200円~約1,600円)

WoolworthとColesでは、毎週水曜日にセール商品が入れ替わる、半額セールがあります。半額になっている商品が数多くあるため、タイミングをみて商品を購入することで、食費や生活費を抑えることができます

日本の日用品も買える

オーストラリアに来て最初は、新しいものに触れたり見たりして新鮮な気持ちでいっぱいになります。しかし、2ヵ月3ヵ月と日が経つにつれて、日本の物が恋しくなってしまう人もいるでしょう。

メルボルンでは、日本食のレストランを始め日本の日用品を買うことができる場所が沢山あります。どうしても物価の関係で、日本で買っていた時よりも値段が高くなってしまうため、日ごろから使うものは日本で買ってくることをおすすめします。

以下オーストラリアで買える日本の食材や日本の物の値段をまとめました。

日本米 $30
(約3,000円)
醤油 $5~15
(約500円~約1,500円)
納豆 $4
(約400円)
日本のお菓子 $3~10
(約300円~約1,000円)
100均の商品 $3
(約300円)
ヒートテック $40
(約4,000円)
ウルトラライトダウン $99
(約10,000円)

アジアンスーパーに日本の食材が入っていることが多いです。また、ダイソーや、無印良品、ユニクロもあるので、日本の物が恋しくなってもすぐに買いに行けます。

メルボルンの滞在費

一般的なメルボルンでの滞在方法は、ホームステイ・シェアハウス・シェアルーム、学生は寮になります。また、余裕をもってオーストラリアに来る人は、ホテルやホステルに短期間滞在することをおすすめします。

以下の2点にまとめました。

  • ホームステイや寮、シェアハウス、シェアルームの家賃
  • ホテルやホステルの料金

寮・シェアハウスなどの家賃代

家賃は、暮らすエリアや住居のタイプによって異なっており、比較的治安の良いエリアは家賃が高めに設定されています。オーストラリアでは家賃を1週間単位で計算するのが一般的です。

ホームステイ $320〜$365
(約32,000円~約37,000円)
$450
(約45,000円)
シェアハウス(個室) $210〜$350
(約21,000円~約35,000円)
シェアルーム $180〜$250
(約18,000円~約25,000円)

ホームステイでは、家賃に食費や水道光熱費、その他生活費が含まれているのが一般的です。

対して、シェアルームやシェアハウスだと食費や水道光熱費は別になるため、その点も踏まえながら、宿泊先を決めると良いでしょう。

水道光熱費(WIFI含む) $20〜$40
(約2,000円~約4,000円)

中心地にあるマンションなどを宿泊先として選ぶと、ジム、ラウンジ、ジャグジー、BBQ施設などがついていることがあるので魅力的です。

ホテル・ホステルなどの料金

メルボルンは旅行先としての魅力的なホテルが数多くあります。短期滞在であれば、少し贅沢をして泊まってみても良いでしょう。

ホステルはドミトリーとも言います。約4~12人の人と1つの部屋を共有する施設です。バックパッカーとして訪れている人や、短期滞在のために利用している人がいます。

談話室やビリヤード台が設置されている場所もあります。いろいろな人とコミュニケーションを取ることができるため、友達作りとして、ホステルやドミトリーを利用するのも良いでしょう。

1泊の料金

ホテル $80〜$400
(約8,100円~約40,000円)
ホステル $35〜$55
(約3,500円~約5,600円)

宿泊先を決める際に重要となる点は、自分が住みやすいかどうかです。日本を離れ、家族や仲間となかなか会えない状況においては、心を落ち着かせる場所があることは重要です。

家賃もそうですが、自分の生活スタイルにあっている宿泊先タイプを選ぶことで、より快適な留学・ワーホリ生活を過ごせるでしょう。

メルボルンの交通費

メルボルンの主要な移動方法は、自家用車・バス・トラム(路面電車)です。メルボルン市内では、とくにアクセスの良いトラムでの移動が人気です。

交通費は、乗り物のタイプや移動した距離、区間によって変化していきます。1ヶ月のおおよその交通費は、以下になります。

交通関連費

ガス1ℓ $1.87
(約180円)
公共交通機関1ヶ月 $180
(約18,000円)

Mykiカードが必須

メルボルン内の交通機関(電車、バス、トラム)を利用する際に、Mykiカードが必要になります。中心地だとMykiカードを持っていないと、改札から出られないこともあるので、メルボルンに着いたら早めに買うと良いでしょう。

Mykiカードは、空港や駅、コンビニなどさまざまな場所で購入可能です。MykiカードはSuicaと同じように最初にチャージして使うカードです。カード自体の料金は6ドルです。そのあと必要に応じて、チャージしていくことになります。

以下料金をチャージ型、定期型に分けて紹介します。

チャージ型 (MyKi Money)

Zone 1+2 2時間以内 $4.50
(約450円)
1日利用 $9
(約900円)
Zone 2 2時間以内 $3
(約300円)
1日利用 $6
(約600円)

定期型 (MyKi Pass)

Zone 1+2 7日間利用 $45
(約4,500円)
28日-1年 $5.40/日
(約540円/日)
Zone 2 7日間利用 $30
(約3,000円)
28日-1年 $3.60/日
(約360円/日)

※Zoon1は中心地より近い場所、Zoon2は中心地より遠い場所の料金です。遠い地域での公共交通機関の利用は安くなります。

高速道路は基本無料!でも…

基本オーストラリアの高速道路はどこでも無料で走ることができます。オーストラリアは広大なので、遠出をするとなると高速道路を使って移動することもしばしばです。

しかし、シティー周辺は有料の高速道路があるため注意しましょう。City linkとEast linkの二つの線を通過する際に、料金を支払わなければなりません。これは通過する際、車のナンバーと紐づけられて課されるものです。

クレジットカードと紐づけたり、パスを買ったりすれば違反などにならずに済むので、用意しておくと良いでしょう。

以下それぞれの有料道路の料金です。

City link $7.90~$8.65
(約790円~約870円)
East link $4.91~$6.13
(約490円~約610円)

知らずに罰金を払うことになっていたという状況にならないよう、有料道路を利用する際は、準備をしておきましょう。有料道路は黄色の道路標識で分かりやすくっています。

メルボルンでの外食費

メルボルンは多国籍な地域だけあって、さまざまな国の料理を味わうことができるのが魅力です。メルボルンでの外食費もまた、レストランのタイプやメニューによって異なっていきます。

外食費(1度で使用する費用)

人気のカフェやレストラン $30
(約3,000円)
一般的なカフェやレストラン $20
(約2,000円)
コーヒー1杯 $6
(約600円)

食事の種類によっては、日本よりも安く食べられるものがあります。例えばハンバーガーやオーストラリア料理として知られているミートパイは3ドル〜5ドル程度($3 (約300円~$5 (約500円))で食べることができます。

3、4年前までは、日本よりも安く食べられるものもありました。しかし、最近はコロナ後の物価上昇もあり、ほとんどの外食が日本の価格よりも高い傾向にあります。

それでも、日本ではなかなか見つけることのできない多国籍で魅力的なお店がたくさんあります。1~2時間待ってやっと入れる人気なお店もあり、バラエティに富んでいます。

メルボルンのレジャー施設

メルボルン周辺には、沢山のレジャー施設があります。日本と違った空間を楽しめることができるでしょう。学校や仕事が休みの日に足を運んでみてください。

今回は、それぞれのレジャー施設の値段をまとめてみました。日本のレジャー施設と比べて比較的割高になってしまう施設もありますが、それ以上に新しい体験ができる場所もあるでしょう。

以下料金をシティー内、シティー外に分けて紹介します。

シティー内

動物園 $46
(約4,600円)
水族館 $37.6
(約3,800円)
映画館 $24~$45
(約2,400円~約4,500円)
展望台 $28~
(約2,800円~)

シティー外

温泉 $70~$300
(約7,100円~約30,000円)
鉄道 $31~$155
(約3,100円~約16,000円)

メルボルン動物園では、タスマニアデビルというオーストラリアに生息する動物を見られます。ユーレカタワーは、メルボルンのシティー全体を見渡すことができ、夜景がとても綺麗です。

ペニシューラホットスプリングスは広大な施設の中に、沢山の種類の温泉があります。入浴する時は、水着を着て温泉に入ります。日本の温泉とは違った感覚で入浴を楽しむことができるでしょう。

他にも、無料で楽しむことができる施設や、歴史的建造物がメルボルンには沢山あります。メルボルンに訪れたからには、そこでしかできない体験をしてみてください。

スマートフォン料金

オーストラリアの大手電話会社は、Vodafone・Telstra・Optusの3つになります。

オーストラリアの電話会社にも、日本同様に、さまざまなプランがあります。日本からの留学生が選択するプランの平均データ料金・容量は、30~60GBの(約3,500円~約6,300円)です。

電話会社別の料金

Vodafone

  • 80GB:$45 (約4,500円)
  • 300GB:$55 (約5,600円)
  • 600GB:$65 (約6,600円)

Telstra

  • 50GB:$62 (約6,300円)
  • 180GB:$72 (約7,300円)
  • 300GB:$75 (約7,600円)

Optus

  • 40GB:$35 (約3,500円)
  • 60GB:$45 (約4,500円)
  • 80GB:$55 (約5,600円)
  • 120GB:$160 (約16,200円)

オーストラリアのプランには、データ容量制限があるため、計画的にスマホを利用することをおすすめします。

ホームステイや寮であればWiFiが完備されているところがほとんどです。シェアハウスの場合、家によってはWiFiがついていない家もあるため、契約の際に確認すると良いです。

メルボルンのWiFi環境は、日本よりも整っています。WiFiの繋がるカフェやレストラン、図書館や大学内や語学学校内にもほとんどWiFiがあります。

また、メルボルン市内には広範囲の公共無料WiFiサービスもあるため、これらを活用してスマホデータ量を節約しましょう。

メルボルンの物価まとめ

物価が高いことで知られている、メルボルンの物価情報についてお届けしました。

物によっては、日本よりも安い値段で購入できるアイテムもあります。また少し意識するだけで、多くの場面で節約することも可能です。

今回ご紹介した内容をもとに、効率の良いお金の使い方をしてみてください。

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