イギリスのワーホリで仕事の探し方

1.イギリスでの仕事探しに欠かせないCV作り

仕事を探すとき、国は違っても必要になるものが「履歴書」と「職務経歴書」です。

海外ではCVやレジュメと言われています。

私は転職エージェントへの登録、企業へ直接応募ができるようにするため、まずCV作りを始めました。

日本語の履歴書や職務経歴書を、翻訳することが主な作業です。

偶然にもネイティブの知り合いがいたため、英語のネイティブチェックをお願いしました。

ネイティブチェックを受けて分かったことは、日本の履歴書のように詳しく書く必要がないということです。

年齢、国籍、写真も必要ありません。

現在に至るまでの職務経験、スキルや人柄を記入するだけでした。

マイナスイメージを与える内容を書いていると落とされるため、英語のレベルは記入せず日本語のネイティブであるという事実を記載して完成です。

CV作りを通してイギリスは経験やスキル、実力主義であると実感しました。

2.イギリスの転職エージェントに登録して仕事探し

CVの完成後、イギリスの転職エージェントであるJACリクルートメント、センターピープルにネットで登録を行いました。

オンラインでCVや名前などの基本情報を登録すると、すぐにエージェントから面談の連絡がきます。

私は長年培ったキャリアもなく、役職等に就いた経験もありませんでした。エグゼクティブ向けのJACリクルートメントでは、紹介できる仕事が無いと言われてしまいます。

センターピープルは仕事を紹介される前に、会社訪問をして事務手続きが必要でした。訪問した際は、基本情報を書類に書き、英語のスキルチェックテストを受け、面談をします。面談後にすぐ紹介出来る仕事を教えていただけました。

私は日本にいた時と同じく事務職を希望したのですが、全く英語スキルがなかったため、応募できる仕事はありませんでした。代わりに英語スキルが無くても応募できる、飲食系の仕事を紹介されます。

英語が出来ないと働けないという、痛い現実を突き付けられた出来事でした。

3.イギリスでの働き方をきちんと考える

センターピープルでいただいた仕事情報は、保留にして帰宅しました。

日本は未経験でも仕事内容によって、働く機会が与えられます。しかしイギリスで働くためにはまず「語学力」が必要だと、改めて痛感したことで今の自分に出来る仕事は何か、深く考えるようになりました。

また今までフルタイムで仕事をしていたことで、「働くことが当たり前」になっていましたが、イギリスでも同じように生活したいのか疑問を抱きはじめます。

考えた結果、仕事探しに集中していた影響で、イギリスの街を楽しみ、ヨーロッパへ旅行するなど、渡英後にやりたいと思っていたことが全然できていないことに気づきました。

のちにセンターピープルで紹介いただいた仕事はお断りをして、時間の融通が利くアルバイトを探すと決意します。

4.イギリス在住日本人向けの掲示板で仕事探し

私は「MixB」というイギリス在住の日本人向け情報サイトで、アルバイトの求人を探しました。

アルバイトは正社員ほど、高い英語力を求められません。また今の私には時間の融通が利き、旅行にも行きやすいアルバイトがあっていると思ったのです。

数ある求人の中から英語が不要な仕事を運よく見つけ、CVと一緒にメールを送りました。書類選考を通過し面接を受けた末、私は現在アルバイトとして働いています。

5.まとめ

ワーキングホリデーだからこそ、出来る仕事や経験がたくさんあります。

イギリス生活に何を求めるかは人それぞれのため、周りに流されることなく、渡英前にしっかりと考えておくことが必要だと感じました。

またCV作りは骨が折れますが、応募先に与える印象が大きく変わります。渡英前から雇用形態に関わらず、時間をかけてきちんと作ることがおすすめです。

最後にイギリスで仕事を探すなら、積極的に動きましょう。仕事を得るチャンスが与えられるかもしれませんよ。