ロンドンでの物件探しにおける重要なポイント
イギリスに2019年現在ワーキングホリデーで滞在されているさよさん(女性)。ロンドンでの住居の物件探しでいろいろと気を付けながら物件探しをされたようですので、ロンドンでの物件探しのポイントをご紹介してもらっています。
イギリスワーホリは2年間と期間も長めなため、拠点となる住む場所は生活する上で非常に重要な要素になってきます。
引っ越しをくり返す羽目になる、あるいは嫌なことに巻き込まれるなんてことにならないよう、自分なりに意識した点をご紹介したいと思います。
ポイントは全部で7つ。
1.イギリスでの家探しは争奪戦だと頭に叩き込んでおく
イギリス、特にロンドンは人口が多く人の出入りも激しいため、理想とするエリアや予算で住みやすい家を探すのは至難の業です。
日本で例えると【新年度を迎える前2~3月に転勤や新生活で、新居を探す人がたくさんいる状態】が、年中ずっと続いている感じと言うと想像しやすいかもしれません。
空室が出ても、翌日にはもう入居者が決まってしまったなんて話もよくあります。
実際に私が探した時もそうだったので、タイミングとスピード感が命だと頭に叩き込んで、物件情報を見るようにしました。
2.大体の拠点となるエリアを決める
ロンドンはセンターと呼ばれる中心地をゾーン1としてゾーン6までエリア分けされています。
このエリアをいくつ通るかによって、地下鉄の交通費は大きく変わりますし、ロンドンを東西南北に4分割した場合も家賃が大きく変わります。
私はロンドンに行くこと自体、今回のワーホリが初めてで土地勘も無かったため、渡英後に仕事も家もすべて自分の目で見て決めることにしていました。
そのため渡英前に友達から治安のいい地域を教えてもらったり、ロンドン市警のHPで犯罪多発地域のマップや情報を見たりして情報収集をしました。
物件情報を見るのにあわせて、グーグルマップのストリートビューでエリアの雰囲気もつかんでおくようにしましたよ。
3.短期間で集中して一気にビューイング、エリア散策をすること
私は英語に自信が無かったので、日本人向けの情報サイトや日系の不動産会社を通して、ビューイング(内見)の希望連絡をしました。
行ってからロンドン観光と同時進行で家探しをしたので、余裕をもって2週間くらいホステルに宿泊しながらビューイングの連絡を4~5件して、2~3日で一気に見て決めました。
短期集中で詰め込んだつもりでしたが、初日に見た物件は翌日には入居者が決まってしまい、早々に家探しの洗礼を受けたのでした。
の後のビューイングからは、別のビューイングを予定している旨と、どれくらい返事を待ってもらえるか、他の希望者がいた場合は教えてもらえるかなどあらかじめ聞くようになりました。
ビューイングとあわせてエリア散策もして何のスーパーがあるか、バスや地下鉄の駅からの距離、夜を想定して電灯の有無も確認しました。
色々見るうちに駅に降り立った瞬間、治安の良さやどこの国籍の人々が多く住んでいる地域なのかが分かってきます。
ただ治安の良い所でも万が一、何かあるといけないので特に意識して見るようにしていました。
4.家でのルールや決まり事をきちんと確認すること
毎月の家賃に光熱費やインターネット代は別料金という所もあれば、洗濯の回数や門限等のハウスルールが存在する所もあります。
実際、私が入ったフラットも物件情報には細かすぎて掲載されていませんでしたが、洗濯物は乾燥機にかけて外に干さないでとビューイングの際に大家さんから言われました。
ゴミ捨てやシャワーを浴びるときの注意点もビューイングで聞きましたよ。
5.シェアメイトや大家さんの生活空間、人となりをよく観察すること
一緒に暮らすシェアメイトや大家さんの第一印象ってとてもよく当たるので、直感を大事にしました。
それと共有スペースに物が多いのも、盗難・損壊など思わぬトラブルに巻き込まれる要素になりかねないので、なるべく共有スペースに物が少ないフラットを選び、使っていいかどうか事前に確認しました。
6.ここだ!と決めたらすぐ契約希望をすること
大家さんの雰囲気や家、エリア、予算も良かったことから、すぐに不動産会社に連絡をして、契約希望を伝えました。
大体が契約希望をしてから大家さんとの合意、デポジットと1か月分の家賃前払いが完了してやっと正式な契約完了となるため、それまでは気を抜けず支払いを済ませ一気に契約完了まで駆け抜けました。
一度洗礼を受けたのが良い経験となりました。
7.契約書面を交わすこと
言葉に不安がある状態でトラブルがあっても対応しきれないため、なるべく自分の身を守れる方法として、お金は多少かかりますが日系の不動産屋会社の紹介してくれた所で契約しました。
契約書面があることでデポジットを返してくれない、言った・言わないなどの揉め事にもならず、何かあっても不動産会社が対応してくれるので安心して過ごすことができます。
書面に不明点があった場合は最初の段階できちんと確認、納得してからサインを交わしましたよ。
以上、私が意識したポイント7つでした。
これらを意識したことで、今ではどこにも引っ越したくないほど住み心地のいい家と出会うことが出来ました。
物件探しについては、イギリスと日本とでは勝手が違うので、現地の状況に合わせて物件探しをする必要がありますね。そこで現地を知り尽くした不動産屋さん、中でも日系の不動産屋さんは強い味方になってくれそうです。またしっかり物件を自分の目で確認し大家さんとも会っておくというのが大事ですね。