リバプールへの行き方
日本からリバプールへ行こうと思ったら、どういった行き方で行けるか、空路でたどり着く場合と陸路でたどり着く場合のいくつかのパターンをご紹介しています。日本から陸路でリバプールまで行く方はほとんどいないとは思うので、空路を前提としたご紹介となっています。
日本からリバプールへの行き方
日本からリバプールへは直行便で結ばれていません。空路で乗り継ぎ、または空路と陸路でリバプールまで行くことになります。
リバプールにはジョンレノン空港というビートルズ由来の地元空港があり、イギリス国内及びヨーロッパの主要都市とも結ばれています。ですが、LCCの就航が中心で、ヨーロッパのフルサービスキャリのエアラインが就航しておりません(2018年8月現在)。
そのため、日本からだと一番便利な手段は、近郊のマンチェスター空港を利用するのが一番使い勝手が良いかと思います。「成田・羽田・関空などの主要空港からヨーロッパ経由便を利用して、一旦マンチェスターへ向かい陸路でリバプールへ」または「成田・羽田からロンドン直行便を利用して、ロンドンから陸路でリバプールへ」という方法に分けられると思います。
マンチェスター空港利用
マンチェスター空港は、イギリスの中でも大きな空港であるため、フルサービスキャリアを中心にヨーロッパの主要都市と結ばれています。そのため、日本からまず一旦ヨーロッパの主要都市へ空路で着き、その先でマンチェスター行きの航空便に乗り換えてマンチェスター空港へ一旦到着します。
マンチェスター空港からリバプールまでは、高速バスや電車で結ばれていますので、陸路はバスか電車を利用します。
ヨーロッパ経由便
日本からマンチェスター空港へは経由地がいくつかありますが、その中でもヨーロッパ乗り継ぎが時差の影響も少なく、乗り換え時間も短くて済むため、一番便利だと思います。
- アムステルダム(成田・関空からKLM航空)
- パリ(成田・羽田・関空からエールフランス航空)
- チューリッヒ(成田からスイス航空)
- フランクフルト(羽田・関空・中部からルフトハンザ)
- ヘルシンキ(成田・関空・福岡からフィンエアー)
- ミュンヘン(羽田からルフトハンザ)
※マンチェスター空港とヨーロッパとを結ぶ航空便は、運休や休止となる場合もありますので、必ず最新の情報をチェックしてください。
アジア経由便
マンチェスター空港は、アジアの都市と直行便で結ばれています。そのため、日本からアジアの航空会社を利用して、アジアで乗り継ぎマンチェスターへ向かうことも可能です。
ヨーロッパ乗り継ぎに比べて、便によって時間帯が悪かったり、乗り継ぎ先で長時間待たなければいけなかったりといったデメリットがありますので、ご都合の良い時間帯と価格とを見比べながらアジア経由便を選びましょう。
- 香港(成田・羽田・関空・福岡・名古屋・札幌からキャセイパシフィック)
- シンガポール(成田・羽田・関空・福岡・名古屋・広島からシンガポール航空)
- ドバイ(羽田・関空からエミレーツ航空)
- アブダビ(成田・名古屋からエティハド航空)
- イスタンブール(成田・関空からトルコ航空)
- ドーハ(羽田・関空からカタール航空)
※マンチェスター空港とアジアを結ぶ航空便は、運休や休止となる場合もありますので、必ず最新の情報をチェックしてください。
マンチェスター空港からリバプールへ
マンチェスター空港からリバプールへは、電車と高速バスの2つの選択肢があります。もちろん、金銭的に余裕があればタクシーという手段もあります。
電車
マンチェスター空港には鉄道の駅が併設されています。そのマンチェスター空港からリバプールの中心駅であるLime Street駅まで1時間に1本直通電車が走っています。時間はかかりますが、マンチェスターピカデリー駅で乗り換えてリバプールに到着できる方法もあります。
- 【所要時間】
- 約1時間10分~1時間30分(停車駅数により異なる)
- 【料金】
- 約19ポンド(約2800円)
バス
マンチェスター空港の高速バス乗り場からリバプールの高速バス乗り場(Liverpool One Bus Station)まで、高速バスも走っています。ただ、電車に比べて本数は少なく、1時間~2時間に1本程度で運行されています。事前にNational Expressのウェブサイトで確認しておきましょう。
- 【所要時間】
- 約1時間
- 【料金】
- 約10ポンド(約1500円)
ロンドンからのアクセス
ロンドンとは成田及び羽田から日本航空・全日空・ブリティッシュエアウェイズの直行便も出ていますので、まずロンドンへ到着し、入国審査をロンドンで済ませて、陸路でリバプールへ向かう方法です。ロンドンとリバプールの間は航空便が運航されていませんので、電車かバスを利用することになります。
ヒースロー空港からバス
ロンドン・ヒースロー空港には長距離バスターミナルがあります。ターミナル2とターミナル3近くにありますので、それ以外のターミナルに到着された場合は移動が必要となります。
ヒースロー空港のバスターミナルからCOACHと呼ばれる長距離バスに乗り、リバプールまで移動します。ただ、直行便は深夜発の1日1本しかなく、他の便は全てマンチェスター空港を経由しますので、ヒースロー空港から利用するのはあまり現実的ではないかもしれません。
ロンドン市内からバス
ロンドン市内のビクトリアコーチステーションからだと、1日4便~5便で直通便が運航していますので、ロンドンを一度挟んでリバプールに行かれる方は、一度ロンドン市内まで出られた方が利便性が良いかと思います。
ビクトリアコーチステーション~リバプールまでの長距離バスの概要です。
- 【所要時間】
- 約6時間~6時間20分
- 【料金】
- 約30ポンド(約4500円)
ロンドン市内から電車
ロンドン市内から電車という手段ですが、こちらもあまり利便性が良いとは言えません。
ロンドンのMarylebone駅から出発し、バーミンガムで一度乗り換えてリバプールへ向かうようになります。所要時間は4時間程度かかり、料金も117ポンド程度(約17500円)かかります。
リバプールへの行き方で一番良いのは?
日本からリバプールへ向かうには、飛行機でヨーロッパ経由便かアジア経由便でマンチェスター空港に到着し、そこから陸路でリバプールへ出るのが一番効率が良いと思われます。
イギリスへ行くにはまずはロンドンという意識もあるかもしれませんが、ロンドンからリバプールへは直行便を運航している航空会社もありません(2018年8月時点)、その上電車も乗り継ぎがあまりよくありません。リバプールへ行くにはマンチェスターを挟むようにした方が、時間的にも費用的にも効率が良いです。