ベルリンでの部屋探しの方法と注意点

ベルリンでの部屋探しの方法と注意点

スナフさんのドイツでのワーホリ体験談の2回目になりますが、今回はベルリンでの部屋探しについて注意点など体験を基にご紹介いただいています。

ベルリン生活1年目の私が、ベルリンに到着してからどのように部屋を探し見つけたかをご紹介します。

ベルリンの部屋の種類

ワーキングホリデーで滞在する場合、シェアハウスを選ぶことが一般的です。都心であればアパートの1室を複数人でシェアするものが多く、少し街から離れれば一軒家のシェアハウスもあります。

シェアする人数は家の広さやオーナーの考えによって異なりますが、キッチンやお風呂などの水回りを共有して部屋は各自1人部屋としている家もあれば、部屋も2~3人でシェアするバッパーのような貸し方をしているところもあります。

なんとなくイメージできると思いますが、都心に近かったり、部屋が広かったり、1人部屋だったりと快適であればあるほど家賃は高く、逆に不便さが目立つと家賃は低い傾向にあります。オーナーが丸々1~2ヶ月家を空けるので、その期間貸し切りという募集もあります。

部屋の見つけ方

基本的には日本と同じでネットで探します。日本人が作っているコミュニティサイトなんかでも物件紹介をしているので、部屋を探すこと自体は難しくありません。問題は良い物件が見つかった後です。

日本の場合は、不動産屋さんと繋がって、内見して、良ければ契約ですが、ドイツの場合は、まず不動産屋さんと繋がりません。部屋を貸しているオーナー個人個人とのやり取りになります。1軒1軒あいさつからのスタートですし、オーナー側は企業ではないので丁寧に連絡を返してくれる人ばかりではありません。

ちなみにベルリンは、ドイツ人でも部屋探しに苦戦すると言われるほど、部屋が見つかりづらいエリアとして知られています。常に日本の春の新生活シーズンのようなイメージで、新たに部屋の情報が出たらすぐに決まってしまうようなイメージです。

私もそうでしたが、部屋探しをする多くの人が部屋を選ぶ以前に、「オーナーから連絡が返ってこない」という壁に当たると思います。連絡が返ってこないので、内見のステップに進まないわけです。ドイツは日本に比べれば英語を使える人が多いですが、みんながみんな英語ができるわけではありません。私は英語は少々理解していて、ドイツ語は全然できない時の部屋探しだったこともあり、英語でメールを送っていましたが、ほとんど返事は返ってきませんでした。後々知り合った人に聞くと、ドイツ語で送っているだけで返信率は結構上がるというのを知りました。

とりあえずメールのやり取りはドイツ語で行い、内見などでオーナーに会う時は英語で会話するようにすればもう少しスムーズに進むと思います。

ドイツベルリンのシェアハウスのバスルーム

部屋探しの注意事項

日本で部屋探しするのと似た感覚で問題ありませんが、いくつか注意点があります。

・住民登録ができる物件かどうか

日本の住民票登録のようなもので、住む場所が決まったら役所に住民登録をしに行く必要があります。住民登録をしないと仕事ができないなど生活に支障をきたすので、ここは現地にある程度の期間滞在、生活する人にとっては必須です。

専用の用紙があり、そこにオーナーから一筆サインをもらい、役所に提出をする必要があります。ただ書類にサインをするだけで大して手間でもないように感じますが、このサインに対応してくれる人としない人がいます。契約してから住民登録ができないことに気付いても遅いので、ここは早めに確認することがおすすめです。

・洗濯機の有無

今の時代日本ではなかなか見かけませんが、海外のアパートでは、部屋に洗濯機が付いていないことがよくあります。家賃が高い安いに関係なく、そもそも部屋に洗濯機置き場が無いイメージです。アパートの建物内に住民が使えるランドリーがあるケースが多いですが、1回2ドル程度別途お金が必要です。もし、建物内にランドリーが無くて、近くのランドリーまでわざわざ洗濯しに行かなくてはいけないようではかなり大変なので、ここも確認しておくことが無難です。

ベルリンのコインランドリー

・費用の確認

多くの物件では、家賃に水道光熱費・ネット代が全部込みとなっています。ただ、物件によっては家賃と別になっているので、別料金になっている場合はトータルでいくら必要なのか確認した方が良いです。

また、最近はドイツ人が外国人相手にお金をだまし取るケースが増えているようで、例えば「あなたのために家を押さえるから、いくらか先にお金を振り込んで欲しい」という依頼は要注意。振り込んだらその後音信不通になってしまうことがあると思って、振り込みは避けましょう。家の正確な住所を掲載していないこともあるので、あとから追うことは難しいです。お金のやり取りは直接本人と会って内見してから、手渡しもしくは振り込みで対応しましょう。

ベルリンで部屋探しのまとめ

ベルリンでの家探しは日本の賃貸のように、良さそうな物件にアテを付けてもそう簡単には決まりません。渡航前から部屋情報を確認してオーナーに連絡をして、到着したらすぐに内見に行けるよう準備しておくことがベストです。

部屋の探し方や問題点など、各国で千差万別です。ドイツはドイツなりの部屋探しの方法がありますので、こちらの体験談をベースにしっかり準備できると良いかと思います。

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