ドイツ留学前と留学中に不安だったこと
ドイツの留学体験談第2弾をお届けします。引き続きあんなさんのドイツでの留学体験談となります。留学することで留学中にわかった新しい発見や気持ちの変化など、留学することで見えてくることや気持ちについて語っていただいています。
ホームシックは当たり前?
ドイツ留学の前に2週間オーストラリアにホームステイしたことはありましたが、最高に楽しかった2週間とも言い切れない体験でした。そのため1年間という未知の長さに不安がありました。
大学の留学センターでもホームシックは当たり前、誰もがなりますという内容の説明を受けていたためホームシックはなるものだと思い、余計に不安でした。実際に行ってみたら、ホームシックにはなりませんでした。ただ部屋が10畳くらいはある広い部屋で、シングルベットと机、棚がポツンとあるだけだったので、寂しくは感じました。
1年とはいえども1年で帰るので物もそんなには増やさず、殺風景でした。パソコンを使ってドイツで買ったジブリやディズニーのDVDをドイツ語で再生したりして、静けさを紛らわせていました。
ドイツ人の友達
留学に行く前はドイツに留学したら友達もたくさんできて有意義な時間になるに違いないと思っていました。なので、不安はありませんでしたが、ドイツに住み始めたばかりの頃は本当に友達ができるか不安でした。
私の留学先の学校ではバディ制度があり、ビザなどを面倒みてくれるドイツ人の学生がいたのですが、ドイツ語も上手く話せず、相手のこともよく知らず、何もかも分からない状態だったので精神的に少し疲れてしまいました。
しかし、授業ややらないといけないことがあるためずっと家にいれるわけでもなく、忙しくしているうちに慣れていきました。環境に慣れたら自然と人とも仲良くなっていきました。ドイツ人の友達が図書館やカフェテリアなどで勉強しているときは、積極的にその場に加わり仲を深めるようにしました。
ドイツ留学中の日本人の友達
ドイツへ留学する前は留学するなら日本人が誰もいないところに行きたい、日本人ばっかりのところなんて嫌だ、と思っていました。日本人がいると留学の意味がなくなるような気がしていました。
しかし、実際に留学してみると日本人とのコネクションがどんなに大事が分かりました。最初に単純に自分が日本人のことを恋しくなりました。言葉の不自由がなく、留学という同じ境遇いる日本人とは話しが合いました。
また海外にいるため日本人というだけで、仲間意識に似たような安心感がありました。次に現地で日本人と仲良くしていると色んな情報を知ることができます。
私は日本人とドイツ人のミートアップを紹介してもらい、そこから大学の外でもドイツ人や日本人の友達を増やせました。大学の外で知り合う日本人は学生ではないことが多く、海外で働くこと、駐在、パン職人の修行など、様々な人で刺激的な話を聞けました。
ドイツで恋しい日本食
海鮮類があまり好きではないので新鮮なお寿司は恋しくはならないので、日本食を恋しくなることはないだろうと思っていました。
しかし、実際に留学中には天丼がものすごく恋しくなりました。他にはラーメンやコンビニのおにぎりなどでした。普段そんなに大好きっていう訳ではないものが恋しくなったのは、意外な発見でした。
日本の調味料などは持って行かなかったのですが、日本食パーティーなどで使ったりすることもありました。現地で買うと割高なので持っていけば良かったと思いました。
留学と就活のタイミング
私は大学2年生のときに留学し、3年生のときに帰ってきました。帰ってきたときにはまだ3年生だったので就活のタイミング的には間に合いました。実際に就活の情報が解禁されたときには日本にいたのですが、まだまだ取らないといけない授業も多く、就活と授業と両立させるのは少し大変でした。
留学中周りは3年生ばかりで、1年間卒業を遅らせる人ばかりでした。ドイツ留学前は4年間で卒業することにこだわりがありましたが、周りをみても1年間遅らせるのは普通のことで就活に影響があるとは感じませんでした。
留学やワーキングホリデーでドイツなど海外で生活していくと、なかなか現地の食事に慣れないということはよく耳にします。そこから日本の大切さや外から日本を見ることによる気づきというものも出てきます。こういった感覚は日本にいるだけではなかなか身に着けることができません。こういうところが留学することの良さの一つでもあります。