留学だけでは話せるようにならない!?留学中のドイツ語勉強方法

ドイツ体験談1回目その1

ドイツの留学体験談第1弾をお届けします。今回はドイツのバイロイトとデュセルドルフに2013年8月に語学留学をされたあんなさんのドイツでの留学体験談となります。ドイツ留学中のドイツ語の勉強方法について、気を付けるべきポイントや心構えなど体験談を語っていただいています。

聞いているだけでも勉強!

私は留学中にまずドイツ語が分からなくて会話に入れなくても大丈夫に思うようにしました。会話についていけないとどうしても気まずい思いをしがちですが、とりあえず会話の内容を全部分かろうとするのは諦めて、聞くことに専念しました。会話の流れが少しでも分かったら大成功です。何にも分からなくても良いと思うようにしました。その場にいることが大事と考えました。慎重に聞いていると文法が難しいドイツ語でも音で覚えていくようになり、会話の流れもだんだんと分かるようになりました。

その他に私が気をつけていたのはイントネーション、リズム感です。日本語は強弱があまりなく、聞いていてフラットに感じると外国人は言います。ということは、何も考えずに日本語を話すようにドイツ語を話そうとすると、日本語のように強弱のあまりないドイツ語になると思いました。そのため、なるべくドイツ人と話すときはイントネーションに注意を払い、ドイツ語のリズム感が分かるように意識しました。

ドイツ語が話せなくて当然!

私がドイツ語を始めたのは大学の時からでした。一方で英語は中学生のときからで、最低6年間は勉強をしています。英語を話すときに6年間勉強したのに、頑張ったのにと思うえば思うほど、失敗を恐れて話せなくなっていました。しかし、ドイツ語は習い始めてからすぐの留学でした。

ドイツ語はあまり知らないから話せるわけがない、話せたら逆にすごいと思いました。この考え方のおかけで、ドイツ語を話すことに対してシャイではありませんでした。

ドイツ語は文法も難しいため完璧を目指すこともしませんでした。1言でも話せたら上出来と自分の中でハードルを下げることで、案外自分できる!という気持ちになり、話すことにも積極的でいれました。

友達になったタンデムパートナー!

流暢に話せるようになりたいと言語を勉強している人なら誰でも思うと思います。私が留学中に活用していたのは、タンデムパートナーと呼ばれるものです。ドイツ人のパートナーにはドイツ語を教えてもらい、日本人の私は日本語を教えるというものです。

私は日本語の勉強を始めたばかりの大学1年生がタンデムパートナーだったので、ほとんどドイツ語でコミュニケーションを取っていました。自分もドイツ語があまりできなかったので意思疎通が難しく大変なときもありましたが、ドイツ語の向上にとても繋がりました。タンデムパートナーとはいつも毎回勉強という訳ではなく、クリスマスマーケットや映画鑑賞など遊びにも一緒に行きました。タンデムパートナーとして知り合い、友達にもなりました。

ネイティブスピーカーじゃない人と話す!

留学中に語学学校に通っていると、ドイツ語を学びに来た他の外国人とも多く知り合います。スペイン人やロシア人、中国人などです。

言語を学ぶにはネイティブスピーカーと話すのが1番と思っていましたが、ドイツ語がネイティブじゃない外国人同士だからこその利点もありました。クラスにいる外国人は自分と同じ程度の語学力の人たちです。なので、知っている文法も単語をあまり差がありません。そのため相手が何か伝えようとするときに自分が知っている文法と単語の範囲で話してくれるので、ネイティブスピーカーが話すときよりも分かりやすかったりします。

ドイツ人以外の外国人と話すことによって、習った文法と単語を実際に使うことができ、良いアウトプットの場になりました。同じレベル同士のため緊張することもあまりなく、話しやすく、ドイツ語を話す自信にも繋がりました。

習った単語はすぐに使う!

語学学校や留学先の大学の語学のコースの多くは午前中に文法、午後にスピーキングなどとコマによって内容が違っています。留学が始まったばかりの頃はドイツ語が全く分からず、1コマ1コマがサバイバルでした。そのため午前の授業で習った単語は、午後のスピーキングのクラスで使っていました。

さっき習ったばっかりの単語をあたかも前から知っていたかのように使うことで、新しい単語に対する記憶が深まり、忘れにくくなりました。またときには使うことで、高いは高いでも身長に対する高いや価格に対して使う高いは違うなど、先生から新しい単語の知識を教えてもらったりしました。

日々妄想!

留学中は学生寮に住んでいました。日本のように家族もいなければ、テレビもありませんでした。自分の部屋には話し相手もいないため、頭の中や時には口に出して思っていることをドイツ語で言っていました。

お腹空いたな、何食べよう。でも、面倒くさいから何も作りたくないというような感じです。そうすると面倒くさいってドイツ語でなんて言うのだろうと、今まで知らなった単語や表現方法を見つけるきっかけになります。タンデムパートナーと会う約束があれば、会ったときに話したいことをドイツ語で考えたりもしました。

英語以外の言語を学ぶ場合の心構えは非常に参考になると思います。英語はあらかじめ知識があるのでダメ元的な感覚で始められない方も多いのですが、ドイツ語など他言語はは英語に比べ知識がすく無いケースが多く、ダメ元感でいろいろなことがやりやすくなるという特徴もあります。留学したら習っている言語をどんどん使ってみる。やはりこれがポイントですね。

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