ロンドン留学のメリットとデメリットは何？

ロンドン留学のメリット

ロンドンを留学先として選ぶメリットを３つご紹介します。語学留学先としても大学進学の留学先としても、ロンドンにはそこで学ぶメリットがいくつかあります。

1. 「フリー（無料）」を勉強に活用できる

ロンドン市内では平日の朝には「Metro（メトロ）、また夕方には「Evening Standard（イブニング・スタンダード）」というタブロイド判の新聞が地下鉄の駅周辺を中心に様々なところにおいて無料で配布されています。

両紙ともページ数も多く、また取り扱われる記事も政治関連からセレブのゴシップ、スポーツ関連、また星占いやクロスワードパズルなどもあり、無料とは思えないほどの充実ぶりです。

また火曜日の朝にはロンドン情報が盛りだくさんの情報誌「Time out（タイムアウト）も地下鉄の駅周辺などで無料で配布されます。

これらの無料の新聞や雑誌は英語の教材としてもとても有用で、英語力を養うために本や新聞を買わずとも、ロンドンでは日々無料の新聞や雑誌に目を通すことで活きた英語を学ぶことが可能です。

2. 多国籍の友人関係を築くことができる

ロンドンは世界中から人々が集まる多国籍都市です。街中を歩いていても、英語のほか、イタリア語やスペイン語、フランス語など、様々な言語が耳に飛び込んできます。

また語学学校や大学、大学院にも、国際色豊かな生徒が集まります。つまりロンドンにいながら世界中の人と友人関係を築くことができるということです。

多国籍の友人関係を築くことができるということは、自分の視野を広げることにもつながり、それが自分の糧となることは間違いありません。

3. 英語を話すことに恐れを感じなくなる

先の項目で紹介した通り、ロンドンでは様々な国の人が生活しています。ロンドン生活に慣れていくにつれ、ロンドンで生活する人々がイギリスの公用語である英語を話しているも、多くの人が「完璧でない」英語を話していることに気がつくでしょう。

日本人は英語を発する前に頭の中で「文法が間違っていないか？」「発音がおかしくないか？」と色々考えがちで、結局発言の機会を失ってしまいがちです。

しかし多くの人が「完璧でない」英語を話していることに気がつき、その環境に慣れていくと、間違いを恐れず、どんどんと発言していくようになり、その結果英語のスピーキング力が向上することになるのです。

ロンドン留学で考えておくべきデメリット

メリットをご紹介すると良い点が目立ちますが、ロンドンに留学する上でもちろんデメリットも存在します。こういったデメリットにも着目して、トータル評価で留学先を検討することが重要です。

1. 日本人同士で集まりがち

ロンドンには数多くの日本人が居住しています。日本食スーパーも各地に点在し、またエリアによっては、日本語が多く飛び交うエリアもあります。さらに日本人同士が交流し合うコミュニティーサイトもあります。

日本人同士で助け合うこと、また交流し合うことはけして悪いことではありません。しかし日本人だけ、また日本語だけの環境に浸ってしまうと、英語を話すチャンスもほとんどなくなり、日本で学んでいるのと変わらない環境になってしまいます。

ロンドンでの留学を成功させるためには、日本人同士で集まりやすい環境を抜け出す努力と勇気が必要です。

2. 家賃が高い

ロンドンは家賃が高いことで世界的に有名です。そのため、留学生の多くがフラットシェア（家やアパートを数人でシェアすること）をしていますが、ロンドンの中心部では小さなシングルルームでも月の家賃が600ポンド（日本円で約9万円）を超えることが少なくはありません。

フラットシェアでは寝室はプライベートな空間となりますが、バスルームやキッチンは共同となり、もしシェアが苦手な場合は、ワンベッドルームフラットを一人で借りることになりますが、その場合家賃は通常月1,500ポンド（日本円で約225,000円）以上となります。

ロンドンで快適な生活を送るには、金銭的な余裕を持つほか、他人との共同生活を受け入れる柔軟性を持つ必要もあります。

ロンドン留学を成功させる秘訣

上記で紹介したメリット・デメリットを理解し、そしてメリットを最大限利用することでロンドン留学を成功に導くことが可能です。

また上記で紹介したメリット・デメリットの他、ロンドンは大都市であり、様々な誘惑も多くあります。つい誘惑に負け、遊びに夢中になってしまうことは、友人関係を築くことに役立ったとしても、留学本来の目的を全うできない結果を招いてしまいます。

ぜひ留学先にロンドンを選ぶ、そのメリットとデメリットを理解し、自分に適した留学先かを見極めてみてください。