マルタ短期留学の特徴
マルタは地中海に浮かぶ島国です。1年を通して温暖な気候と豊富な自然、世界遺産など見どころが多く、魅力がたくさんあります。
公用語は英語とマルタ語なので、日本からの語学留学先としても人気です。マルタに留学したいと考えている方も多いかと思いますので、マルタへの短期留学について詳しくご紹介します。
なお、マルタへの留学には3ヵ月までの滞在であれば事前のビザ申請はもちろん現地でのビザ申請も必要ありません。
- ・マルタではハイシーズン・オフシーズンとがはっきり分かれています
- ・何といっても他の英語圏よりリーズナブル
- ・日本から少し遠いのが短期の障害になる!?
- ・小さいな国土ですが留学エリアも細かく分かれています
マルタへ短期留学するならどの時期がベスト?
マルタには、ハイシーズンとオフシーズンがあります。短期留学や観光に適したハイシーズンは6〜9月です。基本的には1〜3月が冬、4〜6月が春、7〜9月が夏、10〜12月が秋のような季節感になっています。
ここでは、ハイシーズンとオフシーズンの違いを具体的に紹介します。時期による違いを考慮した上で、留学の時期を決めましょう。
ハイシーズン
6〜9月は観光客で賑わう季節です。綺麗な海があり、太陽の日差しが強いマルタには、ヨーロッパから休暇を取るためにたくさんの人が訪れます。
通常、ビーチは人で溢れ街中は賑やかになるので、日常生活も楽しくなるでしょう。現地でできた友達とも出かけやすくなります。
日本の学校や会社の夏休みを利用して留学しやすいシーズンでもあり、日本人留学生からも人気の時期です。ただ、この期間は留学や観光に適しているからこそ、学費や渡航費などが高くなる傾向にあります。
オフシーズン
10〜3月は、気温が下がり雨の日が増えます。特に11〜2月は朝晩の寒さも厳しくなるので、防寒具が必要です。とはいえ、日本の冬に比べれば暖かく、最高気温15度、最低気温10度程度なので比較的過ごしやすいでしょう。
またオフシーズンには、観光客も減るため、学費や渡航費が比較的安くなります。コストを重視したい方におすすめの時期です。
マルタへの短期留学メリット
どこの国に留学しようか悩んでいる方の中には、「マルタだからこそ感じられるメリットが知りたい」「他の国に比べて気になるポイントは?」とメリットやデメリットが気になっている方も多いでしょう。ここではまず、マルタに短期留学する際の4つのメリットをご紹介します。
1. 他の国に比べてリーズナブル
イギリスやアメリカなど他の国に比べると、比較的リーズナブルに留学できるのが特徴です。学費はイギリスやアメリカに比べ2割程度安く、また物価も比較的安いので、現地での生活費用も抑えることができます。
マルタ留学にかかる費用は1ヶ月で30〜40万円程度です。学校やコース、留学する期間によっても異なりますが、費用を抑えて留学したい場合にはマルタ留学を検討してみてはいかがでしょうか。
2. 比較的治安が良い
ヨーロッパの国々は、おしゃれで洗練されたイメージがある方も多いでしょう。ただ、国や地域によっては、治安があまり良くない場合もあります。
一方マルタは、他の国に比べると治安が良いと言われています。夜1人で出歩かない、電車やバスで寝ないなど節度ある生活をしていれば、女性やはじめて海外に行く方でも安心して過ごせるでしょう。
3. 気軽にヨーロッパ旅行ができる
ヨーロッパの国々が近いので、気軽にヨーロッパへ旅行できるのも嬉しいポイントです。留学の帰りにヨーロッパを巡ってから帰国することもできます。
例えば、マルタからイタリアへは飛行機で約1時間です。5,000円程度で往復できることもあります。他の国々でも1〜2万円程度で航空券をゲットできるので、英語伸ばす勉強だけでなく、観光も重視したい方にはマルタ留学がおすすめです。
4. マルタの伝統料理が美味しい
ヨーロッパへの留学は、食文化が合わないといったリスクもあるでしょう。しかしマルタは、地中海の海産物を使用した料理も多いため、「日本人の口にも合う」と定評があります。
またマルタの料理には、物理的に近いイタリアや歴史的な関わりの深いスペインなどの食文化も影響していることから、食事が美味しいのが特徴です。イタリアはピザやパスタ、スペインはパエリアなどが有名で、どちらも美食の国として知られています。マルタに留学すると、美味しい料理を堪能できるのも嬉しいポイントでしょう。
マルタへの短期留学のデメリット
魅力あふれるマルタですが、マルタに短期留学する場合にはデメリットもあります。
日本から遠い
日本とマルタの間には直行便がありません。どこかの国を経由する必要があるため、移動だけで15〜20時間程度かかります。
短期留学をする場合には、夏休みや有給休暇などを利用する方も多いでしょう。移動に時間がかかるとその分現地の滞在時間が短くなります。
勉強に集中できないケースも
特にハイシーズンに留学する場合は、楽しい誘惑が多いため勉強に集中できない可能性があります。
ただ、座学で勉強するだけが留学ではありませんので、実践的な英語を身に付けたい方にはむしろメリットとなるでしょう。現地で色んな人とコミュニケーションを取ってリスニング力やスピーキング力を伸ばすこともできます。
風邪をひく可能性がある
マルタに一定期間滞在する場合、高確率で風邪をひくと言われています。喉の痛み、鼻水、咳といった一般的な風邪症状ですが、症状が強く出やすく、期間も長引きやすいのが特徴です。
また、日本の風邪薬では効かないことが多いので、現地のものを服用する必要があります。
短期留学の場合滞在できる期間が限られているので、留学中の体調管理には細心の注意が必要です。
マルタへ出国する前に保険にもしっかり加入しておくと安心です。
マルタでの短期留学におすすめの都市
マルタは小さな国ですが、魅力的な場所はたくさんあります。その中でも、留学におすすめの都市を3つご紹介します。
バレッタ
マルタの首都です。交通網が発達しており、レストランやお土産屋さんなどお店も多いので、生活に不自由がありません。
また街全体が世界遺産に認定されており、街並みを見ているだけでも異国情緒を感じられるので、留学生活も楽しくなるでしょう。
セントジュリアン
セントジュリアンは、ヴァレッタから30〜40分の距離にある地域です。セントジュリアンには、語学学校がたくさんあるので留学生も多く、何かあったときにもすぐに誰かに頼れる環境なので安心して過ごせます。
カジノや映画館といった娯楽施設、日本食レストランも多いため、マルタの食文化が合うかどうか心配な方や日々の暮らしに楽しみが欲しい方にもおすすめです。
ゴゾ島
首都のヴァレッタから、フェリーで30分程度の距離にある島です。リゾートアイランドとも言われ、スキューバダイビングなども楽しめます。また、世界最古の古代遺跡もあるので、観光をメインにしたい方にもおすすめです。
ゴゾに留学する方は少ないので、授業も基本は少人数で行われます。ヨーロッパからの留学生が多いので、英語環境に身を置きたい方にも向いているでしょう。
まとめ
マルタは温暖な気候や治安の良さが魅力的な国です。マルタ国内はもちろん、ヨーロッパ諸国も近いので、観光をメインにしたい方に向いています。
留学先を選ぶ際には、メリット・デメリットなどを比較しながら決めましょう。今回の記事も参考にしてみてください。