日本からマルタへの行き方

日本からマルタへの行き方

マルタはイタリアの南に位置する、東京23区の面積約半分ほどの大きさの島国。マルタといえば、まるで船が浮いているかのように見えるほど透明度の高いコミノ島のブルーラグーンなど、リゾート地しても有名です。

首都バレッタの街は世界文化遺産に登録され、中世の趣ある街並みが広がります。治安も良く自然や文化資産にも恵まれており、なおかつ物価も高くないマルタ。日本からも語学留学や旅行で訪れる人の多いところです。

日本からマルタへはどうやって行くのでしょうか?直行便は出てるのでしょうか?それとも経由便で?ここでは日本からマルタへの行き方をご紹介します!

日本からマルタへ直行便はある?

残念ながら日本からの直行便はありません

おのずと経由便になるのですが、どのような経由地があるのでしょうか?以下でマルタへの経由便オプションについてご紹介します。

マルタへの行き方、経由便はどのようなものがある?

マルタへの経由便としては、ドイツやイタリアなどヨーロッパ経由の便、ドバイ、トルコなど中東を経由する便が多いのが特徴です。では、詳しく見ていきましょう!

※日本とマルタとの時差は8時間、日本の方が8時間進んでいるということになります。例えば、日本が20時だとマルタは12時。
また、サマータイム実施期間(3月の最終日曜~10月の最終日曜)は時差が7時間になります。

ドバイ

dubai airport (3)

エミレーツ航空が成田と関西から運航しているドバイ経由の便。

日本からドバイまでは10~11時間、ドバイからマルタまで約8時間かかります(途中キプロスのラルナカに寄航し1時間ちょっと待機することがあります)。

エミレーツ航空は格付け会社による2019年「ワールド・ベストエアライン」ランキングで5位となっています。安全面・サービス面とも充実している航空会社の証ですね。比較的安価なのも嬉しいポイントです。

イスタンブール

Turkish Airlines A330

トルコのイスタンブールを経由する便。

ターキッシュエアラインが成田と羽田、関西から運航しています。

日本からイスタンブールまで12~12時間30分、イスタンブールからマルタまでは2時間30分です。

ローマ

Alitalia

イタリアのローマを経由する便はアリタリア航空を利用します。アリタリア航空は羽田からローマまで直行便を就航させています。

日本からローマまでは約13時間、ローマからマルタまでは約1時間30分です。

ミュンヘン、フランクフルト

Lufthansa

ドイツの各都市を経由してのマルタへの経由便はルフトハンザ航空を利用することになります。

ミュンヘン経由は羽田から、フランクフルト経由は羽田、関西、中部国際からも運航しています。

なお、ANAで予約した場合、フランクフルトまたはミュンヘンまでANA便を利用しドイツからマルタまでルフトハンザ便またはマルタ航空便を利用して同一旅程で予約することもできるようになっています。

ちなみに、JALの場合でも、フランクフルトまでJALの直行便で、フランクフルトからルフトハンザ便を利用する形で予約もできるようになっています。

日本から各都市までは12~12時間30分、ドイツからマルタまでは約2時間30分です。

チューリッヒ

スイスのチューリッヒを経由する便はスイスインターナショナルエアラインズを利用します。チューリッヒまでの直行便は成田から出ています。

日本からチューリッヒまでは約12時間、チューリッヒからマルタまでは約2時間30分。

マドリード

スペインのマドリードを経由する便、イベリア航空が成田から運航しています。JALでもコードシェアでマドリード経由でチケットが組めるようになっています。

成田からマドリードまでは約14時間、マドリードからマルタまで約2時間30分です。

マルタ航空を利用

A320neo Air Malta LHR

マルタ航空はマルタ政府がオーナーであり、マルタ国際空港を拠点とする会社。

ヨーロッパの主要都市まで直行便を利用し、そこからマルタ航空を利用するという方法です。

ロンドン・パリ・アムステルダム・ブリュッセル・フランクフルト・ミュンヘン・ミラノ・ローマ・ウィーンとヨーロッパのメジャーな都市に就航していますので、例えば全日空や日本航空の直行便をこれらの都市まで利用して、そこからマルタ航空を利用するという事も考えられます。

ルフトハンザ航空はマルタ航空とコードシェアをしていたりもするので、この場合は同一旅程でチケットの購入もできたりしますが、別旅程で購入する事になる場合も多いのでご注意ください。

ちなみにスカイチーム、ワンワールド、スターアライアンスのどのアライアンスにも加盟していませんので、マイル重視の方はアライアンス加盟の航空会社でコードシェアしている便を選んでいくと良いかと思います。

日本からマルタへの行き方、どの便がおすすめ?

マルタへの経由便をいろいろと挙げてきましたが分かったことは、

  • 経由地まで11~14時間、経由地からマルタまで1~3時間かかり飛行機のフライト時間だけでも合計で14時間30分~19時間くらいかかる
  • 料金は中東経由の方がヨーロッパ経由よりも安価

ということです。

所要時間については、フライト時間に空港での待ち時間を加えると、最短でも約16時間必要になります。最短でも16時間、けっこう長いですね。

香港やインチョンを経由した便も考えられますが、経由地が2カ所になり所要時間も長くなるためあまりおすすめしません。

空港での待ち時間を含めた総所要時間の短い便は、

  • ミュンヘン経由
  • フランクフルト経由

で、ルフトハンザ航空を利用するパターンあたりです。

次に料金についてですが、安い便を挙げると、

  • ドバイ経由
  • イスタンブール経由

がお手頃です。中東経由とヨーロッパ経由とを比較するとヨーロッパ経由の便はどれも倍近くになり、かなり差があります。

実際に、マルタへ留学される方の多くもエミレーツ航空でドバイ経由かターキッシュでイスタンブールを経由して行かれるパターンが多いです。

マイルをお持ちの方は、同じアライアンスに加盟している航空会社で検討しても良いかもしれません。

上記でご紹介した航空会社の中でANAと同じスターアライアンスに加盟している航空会社は、ルフトハンザ・スイスインターナショナルエアラインズ・ターキッシュエアラインズがあり、それに加えてマイレージの提携会社としてアリタリア航空もあります。

JALと同じワンワールドにはブリティッシュエアウェイズ・イベリア航空、マイレージ提携会社にはエミレーツ航空があります。

お手持ちのマイルが使えたり、または貯めることができたらお得ですね。ぜひいろいろと検討してみてください。

注意点として、マルタに入国するには帰りの航空券、もしくは第三国への出国証明が必要となります。Eチケットなどを提示できるよう準備しておきましょう!

最後に

日本からマルタへの行き方にはさまざまな方法があることが分かりました。費用、所要時間など、優先事項は人それぞれです。ぜひご自分にぴったりの行き方でマルタを楽しんでくださいね。

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