バレッタとはどんなところ?町の特徴など見どころも解説
地中海に浮かぶ小さな島マルタ共和国の首都VALLETTA(バレッタ)。
バレッタと聞いて、どういった町なのか、バレッタには一体何があるのか気になる方もいるのではないでしょうか。
バレッタは歴史的な建造物が多く残され街全体が世界遺産に登録されています。
石造りの建物とカラフルな出窓をみながらの一人散策や、小道に入ってインスタ映えスポット探し、お昼は友達とカフェでおしゃべりして過ごし、夜はお洒落なバーで過ごしてみたり・・・と、バレッタはどんな時と場合でも素敵な時間を与えてくれる場所です。
ここでは、バレッタの町の様子やみどころなど画像も取り入れながら特徴をご紹介していきます。
バレッタの場所
バレッタは、マルタ島の南東部にあり、マルタの人口が集中するエリアを形成しています。ちょうど半島の様にグランドハーバーから突き出ている部分がバレッタとなっています。
先にもご紹介した通りマルタの首都であり、歴史的な建造物が多く集まっていて、マルタの政治的文化的中心部とも言えます。
マルタ空港から車で約15分の距離にあります。
バレッタの見どころ
小さな島国であるマルタのさらに小さなエリアであるバレッタには見どころも沢山あります。
トリトンの噴水 (Triton Fountain)
バレッタのバスターミナルでバスを降り、まず最初に目に入るものがトリトンの噴水。
ギリシャ神話の海神トリトンがモチーフとなっています。長いあいだこの噴水は壊れていましたが、2018年の欧州文化都市に合わせてやっと修復され今はとても綺麗な噴水広場、地元の人の待ち合わせ場所となっています。特に日没後のライトアップは雰囲気が変わってとてもロマンチック。ぜひ時間帯を合わせて訪れてみてください。
2019年12月12日から2020年1月5日までクリスマスマーケットがオープンされ、観覧車、スケートリンク、メーリーゴーランドが期間限定で設置されました。マルタの歴史上で最大のクリスマスマーケットと言うことで企画は大成功。またk今後もこの時期に行われるのではないかと思います。
アッパー バラッカ ガーデンズ (Upper Barakka Gardens)
グランドハーバーを見渡せる展望デッキがある公園。1661年にイタリア人の騎士団員バルビアニによって造られました。当初は屋根があったとか?
どの時間に訪れても息を飲むほど美しい景色。夕暮れ時が特におすすめです。
ちなみに入場料は無料。
12時と16時には大砲が発射され、たくさんの観光客で賑わいます。
公園内の噴水を中心に色鮮やかなお花とたくさんの緑がとても美しく、バレッタ観光に疲れた際に立ち寄ってみてはいかがでしょう?
入り口から少し進んで右手にみえる小さなカフェは隠れ猫スポット。ますます癒されますね。
聖ヨハネ大聖堂 (St John’s Co Cathedral)
マルタには365の教会やチャペルが島中の至る所に点在しますが、その中でも絶対に見逃してほしくないのが、バレッタにある聖ヨハネ大聖堂。
外観はとてもシンプル。内部はキラキラとした金色に輝き、他の教会とは一味違い豪華絢爛です。
教会内部の床には色の異なる大理石でできている聖ヨハネ騎士団たちの墓石が並んでおり、その下に騎士たちが眠っていると思うと不思議な気持ちになります。
また小礼拝堂にてカラヴァッジオの作品2点が展示してあります。
その中でも『洗礼者ヨハネの斬首』では、血が流れるヨハネの首元に画家本名Michelangeloと署名がされており、本人のサインが残されているのは唯一この作品のみ。 絶対に見逃さないで(Don’t miss out! )
入場料には日本語音声ガイドも含まれていますのでぜひ時間に余裕を持ってマルタの歴史に触れてください。
ちなみに教会に入る際はヒールのある靴、肩を出した露出のある服装での入場は拒まれますので気をつけて
ヘイスティングス ガーデン (Hastings Garden)
バレッタのシティーゲート右手の階段の先には、バレッタの穴場スポットが。
この公園からはフロリアーナ、イムシーダ、マニュエルアイランド、スリーマのパノラマビューが見渡せますよ。
バレッタではナイトライフも楽しめる
ほとんどの語学学校がSLIEMA(スリーマ)ST JULIAN’S (セントジュリアン)に位置しているので、ナイトライフは Paceville (パーチャビル) ばっかりという留学生の皆さんが多いかもしれません。
VALLETTA(バレッタ)はSLIEMA(スリーマ)から30分ごとに出港している定期船で約10分、思ったよりも意外と簡単に訪れることができます。昼間の観光や勉強の後の夕暮れ頃、ローカル風ナイトライフの過ごし方をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
THE BRIDGE BAR (ブリッジバー)
名前の由来通りこのバーはVICTORIA GATE(ビクトリアゲート)近くの橋たもとに位置しています。5月から10月の夏期間中、毎週金曜日夜7時からジャズの生演奏が行われとってもお洒落雰囲気。お店前の階段に腰掛けワインをいただきながら、いつもと違った大人な時間を味わってみては?
昼間も見逃せない ーマルタの赤い電話ボックスー
赤色の電話ボックスといえばイギリスの象徴。しかしマルタの街でもちらほら見かけることができます。と言うのも、マルタは1964年国家独立までの150年間大英帝国の植民地でした。この赤い電話ボックスはイギリス統治時代の歴史を感じ取れるほんの一部です。
Victoria Gate (ビクトリアゲート)の豆知識
1940年から1942年にかけての第二次世界大戦マルタ包囲戦では、合計15000トンの爆弾がこの島に投下されました。この数字は結果的に地球上で最も爆撃された場所という恐ろしい歴史を刻むことになりますが、このビクトリアゲートは大戦時に崩壊することもなく今現在もそのままの美しい姿で残っています。
グランドハーバー港の方からバレッタ市街地に戻ってくる際にぜひ立ち寄ってみてください。
THE BEER CAVE (ビールケーブ)
Upper Barakka (アッパーバラッカガーデン)近くの地下に位置するパブ。
毎日何かしらのイベントが行われており、その中でも木曜日のカラオケナイト、週末のライブミュージックが大人気。また120種類以上の世界各国のビールを味わうことができるので、ビール好きの人にもおすすめです。
The Cinema Bar (シネマバー)
40年の歴史があるマルタで一番古い映画館、バレッタのThe Cinema Bar (シネマバー)。
普通の映画館と違い最新映画が上映されるわけではなく、劇場側がランダムに作品を選んで上映が決まります。そのため日本の映画が時々選ばれることもあり、特に宮崎駿の映画は大人気。
普段見慣れた映画を英語の吹き替えで鑑賞してみて自分の英語力を試してみるのもアリかも?
上映作品はシネマバーのFacebookでチェック!
Strait Street (ストレートストリート)のバー
このエリアは19世紀後半、かつて港に停泊していた軍人達の歓楽地として賑わっていました。
今ではバレッタのナイトライフの中心、地元の人たちの溜まり場です。
おつまみ感覚でチーズプラッターとワインで夕食前のアペリティーヴォ(イタリア式食前酒)がおすすめ。
最後に
マルタのバレッタは、マルタの歴史や文化の中心地です。日本で言えば京都に相当する町とも言えます。
バレッタにはここではご紹介していない他の見どころも沢山あります。マルタ留学でマルタに滞在中の期間、是非バレッタを訪れてマルタの歴史や文化に触れてみて下さい。