ドイツにワーホリ留学するまでの準備
スナフさんのドイツでのワーホリ体験談の4回目、最後の回となります。ドイツに留学やワーホリで渡航するまでにしっかり準備しておいた方が良いことをご紹介いただいています。
ワーホリでドイツはベルリンで生活1年目の僕が、1年間ドイツで生活することを想定して、ドイツ留学やワーホリに行く前にするべき準備についてご紹介します。
服装について
僕はドイツに来る前にドイツの下調べをまったくしていなかったこともあって、気候についてはかなり驚きました。11月~ドイツ生活がスタートしたのですが、とにかく寒いです。晴天の日がとても少ないこともあって寒さが厳しく感じます。そして寒い時期がとても長い。5月になればだいぶ暖かくなりましたが、4月はまだまだ寒い日が多かったです。聞いた話では、数年前は4月にも雪が降ったことがあったそうです。
ベルリンはドイツの中でも北に位置していることもあってか、ほかの都市よりも寒いので、手袋や耳当てもあった方が良いくらいです。 夏も日中はそれなりに気温が上がるようですが、朝晩はガクッと気温が下がるようで、部屋には冷房機器はありません。寒さ対策は万全にすることをオススメします。
ドイツ語について
英語が第二言語の国の中で、ドイツは英語力が”高い”に分類される国ですが、ドイツ人みんなが英語に抵抗がないということは全然ありません。中年~年配の方は英語がまったくわからない人も普通にたくさんいるので、僕のように「ドイツ語はわからないけど、英語は多少わかるから英語でなんとかなる」と思っていると壁に当たります。
日常生活に支障があることはないかもしれませんが、仕事で接客業をしたいと思ってる人だと日本食レストランくらいじゃないと厳しいです。ドイツのローカルのお店は、ドイツ語でのコミュニケーションが最低限できないと、英語だけでは働くのはなかなか難しいようです。
ベルリンにはユニクロと無印良品が出店してて日本人も働いているし、スタッフ同士英語で会話していたので、ユニクロなら働けるかなと思って応募してみましたが、ドイツ語力が足りていないということで無理でした。当然と言えば当然の事ですが、ベルリンであれば英語で過ごせると思っていたので個人的には意外に感じたことでした。
ドイツのローカルのお店で働きたいと思っている人は意思疎通ができる程度のドイツ語を勉強しておく必要があります。
ドイツのことで知っておいた方が良い知識
ドイツだけに限らず、ヨーロッパ全体的な話かもしれませんが、「鼻をすする」行為はNGとされています。理由は単純に音が不快だからという点が主なところだと思います。僕は鼻炎持ちなので無意識に鼻をすすってしまう時がありましたが、その度にまたやってしまったと思いながら徐々に矯正しました。
「スリ・置き引き」に要注意
主に観光客を狙ったスリ”グループ”がかなり多いと言われています。ドイツ人のケースもあれば、ドイツに住む移民のケースもあって、たぶん見た目で判別することは難しいです。観光地や駅、空港、人が集まるイベント(クリスマスマーケットなど)なんかでは特に警戒が呼びかけられていて、僕もかなり注意していることです。
僕は幸いまだ被害に遭っていないですが、聞いた話では「女子3人組みに気を付けた方が良い」とのことでした。男性のグループでも同じ手口があるようですが、1人がわざとジュースをこぼしておいて、「ジュースついてますよ。大丈夫ですか?」のように話しかけて注意を集めて、残りの2人でカバンから貴重品を盗るようです。
電車に乗ってる時も用心は必要で、電車の入り口付近に立つのは絶対に避けた方が良いとされています。電車のドアが閉まる直前に盗んでそのまま逃げていってしまうからです。スマホを持って操作してる状態で奪って走り去る、いわゆるひったくりもあるみたいなので、貴重品の管理には十分な注意力が必要です。
僕は良く使うクレジットカードのひとつが、長年利用していたせいか磁器の部分がこすれて読み込めなくなってしまって、ヨーロッパに来てから使えなくなってしまったのですが、海外にいる状態での再発行は面倒ですし、お金もかかります。カードは盗まれるとその後が大変なので、出歩く時は財布にすべてまとめておくのではなく、その日使う分の現金にするとか、カードを2枚持っていれば1枚は家に置いておくなどして、分散させておいた方が良いと思います。
ヨーロッパはすごく危ない場所のようなイメージになってしまうかもしれませんが、あくまでも人が多く集まるエリアのことですし、注意していれば基本的に被害に遭うことはないので安心してください。
最後に
ドイツは年間のワーホリの定員数の上限がなくて、面倒な手続きもありません。大使館に行ってビザ申請すれば2~3週間あればワーホリビザが手に入ります。最短でワーホリ出来る国のひとつなので、ヨーロッパ生活に興味がある人にはオススメです。
ドイツだけでなく他の国でもそうですが、渡航する国の知識や言語などしっかり準備しておくに越したことはありません。現地でトラブルに会わないためにも渡航までにできることはしっかりやっておきましょう。