マルタってどんな国?
皆さんは『マルタ』という国をご存知でしょうか?また世界のどの付近に位置するのかもご存知でしょうか?もしかしたら知らない方が多いかもしれません。
でもマルタには訪れて損はない歴史を感じさせるスポットや観光名所が存在します。そして日本と同じ島国なのです。
それではマルタについて基本的なことから知ってほしいことまで様々なことを解説していきます。マルタ旅行を考えている人には必見です!
マルタの基本情報
マルタはヨーロッパの中でイタリア領シチリア島の南に位置する島国です。
この国の起源はイスラム世界とキリスト世界が交互に支配を繰り返しながら、近世ではナポレオンによって遠征途中にもかかわらず占拠され、その後はイギリスの支配下となりました。
第二次世界大戦後の1964年にイギリス自治領の枠内でマルタ国として独立し、1974年にはイギリス連邦に属するものの扱いは1つの国家としてイギリスが認め、完全な独立を果たし現在に至ります。その面積は東京都23区の約半分となっています。
マルタに住む全体の人口は約40万人とかなり少ないですが、人口密度からすれば東京都23区よりは低いです。
マルタで最大の都市と言えばビルキルカラですが、首都はバレッタとなっております。
マルタの公用語
マルタでは英語とマルタ語が公用語となっています。
かつてはイギリス領だった名残が公用語としてあらわれております。
またイタリアに近いのでイタリアの番組みたさにイタリア語を独自に学ぶ人もいます。
マルタの通貨
昔はマルタ・リラが使用されていましたが、現在ではユーロを導入し通貨として利用しています。
ユーロ自体の価値はここ2年間の推移を平均すると日本円で1ユーロ=127円となっています。
旅行する際には現地の通貨と両替をするのできちんとレートなどをチェックしておきましょう。
マルタの自然と気候
マルタは地中海に囲まれていて一面海を見渡すことができます。有名なところとしてはゴゾ島やコミノ島に存在する自然に形成された地形や青い海を一望できる場所があります。
マルタは地中海性気候で夏の降水量が低く冬は高めとなっています。
平均気温に関しては夏の東京と大差ありませんが、冬は東京より緯度が高いにもかかわらず東京よりずっと高く暖かいのが特徴です。
マルタの観光地
マルタの人気観光地と言えば、首都全体が世界遺産に登録されているバレッタの街並みです。
石畳の小道などを通って探検家気分を味わうことができます。
またマルタ島には猫がたくさんいて、別名「ヨーロッパ版猫の楽園」と呼ばれるほど猫好きにはたまらない場所でもあります。
他にもマルタ国立水族館など訪れて見るべきスポットがたくさんあります。
マルタ人の特徴
マルタ人は日本人と違って時間にルーズな方が多いです。
でも一度交友を持てばおせっかいなほど親切な人が多いです。
また猫が多いことから、猫嫌いの人が少なく、猫と共に暮らしているせいか猫好きな方が比較的多いです。
マルタで行われた歴史的な会談
近世でマルタでは歴史的な会談が少なくとも2回ほど行われました。
1回目は1945年に第二次世界大戦の内容に関してアメリカとイギリスの間で行われ、2回目は1989年にアメリカとソビエト(現在のロシア)が冷戦終結を宣言したことで知られています。
小さい島国で2度も歴史的な会談が行われたのです。
最後に
マルタに関して基本情報などを簡単に取り上げてみました。地図で調べて初めて場所がわかる方がいるかと思います。決してマイナーな国ではなく、歴史的会談が行われた場所としては有名です。
自然や歴史的な建造物が残っていますので、観光するには十分な魅力があります。また猫が島中にいるので、猫好きにはたまらない思い出の地になるかもしれません。