留学やワーホリに向けてお金をどう準備し持っていくべきか?
留学やワーキングホリデーに向けて準備していく中で気になってくるのが、「どうお金を持っていくか?」という点です。
当社を利用して留学したりワーホリに出られたりするお客様でも、どうお金を準備すればよいかというのは良く聞かれます。ここでは留学やワーキングホリデーでどうお金を準備して持っていくかについて考えてみたいと思います。
現金
お金を持っていくと聞いてまず思いつくのが現金だと思います。日本円を幾らか持参して、空港で両替するというパターンがまず初めに頭に浮かぶ方法なのではないでしょうか。
現金を持っていくのは問題ないのですが、あまりにも多額の金額を持参していると課税されたりもしますし、盗難にあったときに戻ってきません。また両替レートもあまりよろしくなかったりもするので、全て現金でお金を用意するのはあまり好ましい方法ではありません。
現金を持ち歩くのはできるだけ少額にしておいた方が無難です。現金が無くても困ることは今ではほとんどないですが、アメリカやカナダでチップが必要な場面も出てきたりしますので、多くても数万円レベルを両替して持参しておくという感覚で良いかと思います。
クレジットカード
クレジットカードは必ず用意しておきましょう。海外ではあれば何かと便利です。
欧米をはじめとする海外ではカード決済はほとんど場所でできます。海外へ渡航する前までには手元に届くようにクレジットカードは準備しておきましょう。
ヨーロッパではVISAかMasterが主流です。アメリカやカナダではこれに加えてAMEXも使える場所も多いですので、最低限VISAかMasterのクレジットカードは用意しておいた方が良いです。JCBはあまり使える場所が無いので、JCBは持っていても良いですが、VISAかMasterのカードは持っておきましょう。
実際にクレジットカードを使用するにあたり、限度額がどの程度制限されているかもチェックしておくとよいです。
クレジットカードのデメリット
クレジットカードのデメリットとしては、その場での支払いは求められず実際の引き落としが数ヵ月先だったりもするので、気付かないうちに利用額が膨らんでしまう可能性が出てくる点です。定期的にどの位の額を利用しているかカード会社のウェブサイト等でチェックしながら利用額を確かめていくことが大切です。
またクレジットカードを通じでATMから現金を引き出すこともできます(キャッシングと呼ばれます)。この場合カード会社からお金を借りていることになるので、かなりの高い利子が付いてきます。どうしても現金に困っているとき以外はキャッシングしない等利用にあたりご自身のポリシーを確立しておいた方が良いでしょう。
デビットカード
デビットカードとは、クレジットカードと似ていますが、クレジットカードブランド(VISAやMaster)決済システムを通じて支払い時に紐付けてある自分の銀行口座やデビットカード会社の口座から、利用分が即座に引き落とされるという仕組みです。
その為、口座の残高以上の支払いには決済が通りませんので、口座の残高の範囲内で利用できるようになります。
クレジットカードと違って、支払いの即時性があり、いついつの締め日にどの位落とされるんだろうか、ログインして請求額を見てびっくりといった心配がありません。スマホのアプリ等で残高が簡単に確認できたりもしますので、常に残高も意識できるような体制になっています。
もし仮に盗難にあった場合でも、残高を上限として利用できなくなるので盗難対策としても安心です。
留学やワーホリで海外に出る場合は、このデビットカードを作っておくことをお勧めしています。RevolutやWISEといった独自のデビットカードを発行している決済会社もありますし、日本の銀行でも自身の銀行口座と紐付けるデビットカードを発行していたりもします。
海外対応のデビットカードであれば、日本円で残高があっても、そのカードを海外で使用するとその時の為替レートで換算した日本円額で日本円の残高から即座に引き落とす仕組みになっています。
デビットカードはVISAやMasterが使える場所であれば使用できます。その為汎用性も高いです。今ではこのカードの口座に予め現金で入金しておいて、このデビットカードで支払っていくことで海外でも現金を持つことなく、ほとんどの場所で支払いができます。
デビットカードのデメリット
デビットカードのデメリットとしては、残高を常に気にしなければいけないという点ではありますが、ただその分使いすぎる心配も少ないので安心ではないでしょうか。各社で紛失時の対応もありますので、安心だと思います。
紛失や盗難に備えて、複数枚用意しておくと尚更安心でしょう。
現地銀行口座
実際に長期の海外留学やワーキングホリデーになると、現地で銀行口座も作っておくと便利です。
日本にいる両親からの送金時にもあれば便利ですし、ワーホリ等で働く場合にも給与の受取のため銀行口座は欠かせません。
海外で銀行口座を開設する場合には、国や銀行によって条件がありますので、その条件に従ったうえで銀行口座を開設していくようにしていきましょう。
まとめ(期間によるパターン)
それではまとめとして、海外留学やワーキングホリデーに行く場合にどうお金を準備していくかについておさらいしたいと思います。
短期の場合
数週間~数ヵ月の短期留学の場合、
- 現金(数日分を賄える程度の少額)
- クレジットカード(VISAかMaster)
- デビットカード(メイン利用)
このような感覚でお金の準備をしていくと良いのではないでしょうか。
長期/ワーホリの場合
年単位の長期留学/ワーホリの場合、
- 現金(数日分を賄える程度の少額)
- クレジットカード(VISAかMaster)
- デビットカード(当面メイン利用)
- 現地口座開設(途中こちらがメインになる可能性)
こういった感覚でお金の準備をしていくと良いかと思います。