ニュージーランド短期留学のメリットとデメリット

ニュージーランドに短期留学する7つのメリット

ニュージーランドに短期留学するメリットを7つ紹介します。

自然が豊富でゆったり過ごせる

ニュージーランドは南半球にある島国です。2022年現在の人口は512万人となります。人口密集率が低く、のびのびと過ごせるのが魅力です。

また、豊かな自然もたくさん残っています。山や湖など、ニュージーランドらしい美しい自然を満喫できるでしょう。ハイキングや天体観測といった自然派アクティビティも体験できます。

教育水準が高い

ニュージーランドは教育水準が高い国としても有名です。ニュージーランドの国内にある大学は8個あり、全て国立の大学となります。

また、OECDの調査ではニュージーランドの学生は「科学的リテラシー」「数学的リテラシー」「読解力」といった3つの部門において、世界基準を上回っていると発表されています。

将来的にニュージーランドの大学に通いたいと考えている方や、質の高い教育環境の中で英語を勉強してみたいと考えている方に最適です。

比較的治安が良い

2022年度の「世界平和度指数」で、ニュージーランドは2位にランクインしました。

比較的治安が良く、普通に生活している限り命の危険を感じることはほとんどありません。留学生でも生活しやすいでしょう。

ただし、犯罪発生率が低いというわけではないため最低限の防犯は必要です。夜間は女性１人で出歩かない、荷物を置きっぱなしにしないといったように防犯を心がけましょう。

寒暖差が少なく過ごしやすい

ニュージーランド最大の経済都市といわれるオークランドでは、1年間の寒暖差が少なく過ごしやすいのが魅力です。

オークランドの平均気温は夏の時期でも18～19度、冬の時期は10～11度となります。また、日本と比べると降水量が少ないのも特徴です。

夏でもカラッとしていて、湿気によるべたべたとした暑さがありません。留学中も気持ちよく過ごせるでしょう。

移民が多く多様性を学べる

ニュージーランドは多民族国家です。移民が多く、さまざまな文化・国籍の方が暮らしています。

外国人に対する差別や偏見も少なく、現地の住民と同じように接してくれるため、留学生でも疎外感を感じる心配がありません。

多様性や異なる文化の方を認め合う中で、新しい発見や価値観の変化を感じられるでしょう。

日本との時差がほとんどない

ニュージーランドと日本との時差は3～4時間です。アメリカやヨーロッパなどへの留学では10時間以上の時差が生じるため、ニュージーランドとの時差は比較的少ないといえます。

時差が広いデメリットは、体調不良が起こる可能性があることです。時差ボケになると、夜中に眠れず朝から昼間にかけて眠ってしまう、食欲不振、倦怠感といった症状が起こります。

短期留学では現地での滞在時間が短いため、できるだけ元気に活動したいと思う方も多いでしょう。ニュージーランドなら時差が少ないため、時差ボケになる心配がほとんどありません。

他の国と比較して留学費用が安い

ニュージーランドへの留学費用は、アメリカやイギリスなどの国と比べると安いというメリットもあります。1ヵ月間の留学にかかる費用の目安は以下の通りです。

• アメリカ：70万円程度
• イギリス：60万円程度
• カナダ：55万円程度
• ニュージーランド：55万円程度

景気の動向により前後することもありますが、学費や滞在費、生活費などを平均すると上記のような金額になります。留学費用が気になってなかなか留学に踏み切れないという人にもおすすめです。

ニュージーランドに短期留学する際のデメリット

メリットの多いニュージーランドへの短期留学ですが、一方で気になるデメリットもいくつかあります。

日本人が多い

ニュージーランドには日本人がたくさん住んでいます。留学する方も多いので、「英語環境を作れない」「結局日本人の友達ばかりになってしまった」ということもあるでしょう。

短期留学の中で集中して英語を身に付けたい場合は、できるだけ外国人の友人を作り長い時間英語に触れることが大切です。

また、語学学校によっては国籍比率を発表している国もあります。語学学校のパンフレットやホームページをチェックしてみましょう。

英語に訛りがある

ニュージーランドの英語には訛りがあります。発音や綴りはアメリカ方式ではなくイギリス方式に近く、さらにニュージーランドの原住民である「マオリ」の方の訛りも合わさっています。

学校での勉強で習うアメリカの英語に慣れている方には、少し聞き取りづらいかもしれません。耳が慣れるまでに時間がかかるため、ニュージーランドに短期留学する際は日本にいるうちからニュージーランドの英語を聞くようにすると良いでしょう。

水の利用が制限される

ニュージーランドは日本のように水が豊富にある国ではないため、政府から全国民に対して節水が呼びかけられています。

留学生に対しても、「シャワーは15分程度で済ませる」「食器を洗う際はすすぎをしない」「湯船にお湯を溜めない」など、水の使用量を減らすための協力が求められます。

学生寮やシェアハウスでは厳しいルールを設けていないケースも多いため、節水ルールを窮屈に感じる方におすすめです。

ニュージーランドでの短期留学を楽しむためのポイント

ニュージーランドでの短期留学を楽しむポイントは以下の5つです。

• 目標を明確にする
• 予算を立てる
• 余裕を持って準備を進める
• 専門家に相談する
• 自分に合った留学地や留学スタイルを見つける

まずは、留学の目標を決めましょう。「何をしたいのか」が明確になることで、自分に合った留学地や学校、滞在期間などを決めやすくなります。

また、余裕を持って準備を進めることで、現地で困ることが少なくなります。特に留学資金は余裕を持たせた金額を用意することが大切です。

自分に合った留学方法や留学地が分からないという場合は、留学エージェントに相談するのも方法のひとつです。各国や都市、学校の特徴、予算を教えてくれます。留学する場所によって体験できる内容も異なります。

納得のできる留学になるよう、しっかりと計画を立てて準備を進めましょう。

ニュージーランドで短期留学のまとめ

ニュージーランドは留学生から人気の高い国です。「比較的治安が良い」「自然が豊富でゆったり過ごせる」「教育水準が高い」といった複数のメリットがあります。

ニュージーランドへの短期留学を検討中の方は、メリット・デメリットを比較して、自身の目的・目標に合うかを確認しましょう。