スペインでの日本居住者入国制限解除によるスペイン留学への影響
スペインではこれまで外出制限などコロナウイルスに伴う制限規制を設け、EU域外からの入国も制限してきましたが、2021年5月24日より入国制限が一部解除される運びとなりました。
今回の入国制限解除によるスペインへの留学への影響について考えてみたいと思います。
スペインの入国制限解除について
スペイン政府は2021年5月24日より日本居住者(※国籍保持者ではないです)に対する入国制限を解除します。ワクチン接種が進んでいるイギリスも今回から対象に加えられ、日本もイギリスと同様に感染が低く抑えられているという評価に至った結果と考えられます。
今回のスペインの入国制限解除で特筆すべき点は、コロナウイルス検査の陰性証明が必要ないという点だと思います。もちろん入国後の隔離も不要です。
日本からスペインのへの航空便は、通常であれば成田からマドリッドまで直行便が出ていますが、現在は運休状態ですので経由しなければスペインへ行くことができません。経由に関しては、トランジット国の空港から出ない=入国手続等をしない限りにおいては今回の措置が適応されるということです。
ただし、スペイン入国後のSptain Travel Healthによるメディカルチェックはこれまで同様に必要となります。
スペイン留学への影響
今回の入国規制解除は日本からスペインへの留学にとっては大きな潮目となっています。陰性証明も不要で入国後の隔離も不要というのは英語圏の留学先でもまだありません。
マルタが陰性証明の提示のみで入国できるようになっているのが最も緩いですが、マルタをも凌ぐ緩さでコロナ前の状態とほぼ変わりないといっても過言ではありません。
スペイン語を学習したい方にとっては、航空券も比較的安くなっているこの時期や夏にかけてスペイン留学へは非常に良いタイミングと言えるかもしれません。
スペインの学校もコロナ感染対策を施しながら通常通りレッスンを行っていますので、今まで通りの留学ができるようになっています。
考慮すべきは日本帰国時
このようにスペインは日本からの入国に関しては制限を解除するようにしていますが、スペインから日本に帰国した際の隔離がまだ継続中ですので、その点だけには対応する必要があります。
スペインから日本に戻る前にコロナ検査の陰性証明を入手することや、日本についてからの自己隔離・公共交通機関の不使用が求められますので、こういった帰国時の対応が可能であればスペインへの留学は実現可能という事になります。
ただ長期留学の場合であれば、日本帰国時には陰性証明や隔離などの制約が緩んでいる可能性もあります。