オミクロン変異株による主な留学先への入国制限と日本帰国時の制限
2021年11月26日に南アフリカで新型コロナウイルスのオミクロン変異株が発見されたという報道が一斉にされ、正解が大混乱に陥りました。株価は急落し、各国がアフリカ南部からの入国を停止するなど様々な措置が発表されています。
その中で、今回当社の主な留学先国のオミクロン株への対応について(特に日本人に影響する部分で)まとめていきたいと思います。また11月29日に厚労省から発表されている日本人の帰国について、隔離措置等にも触れてきたいと思います。
イギリスの対応
まずはイギリスの対応ですが、日本からの入国は可能です。
ワクチン接種済みの場合、まずは一旦任意で指定した場所で隔離が求められます。その後イギリス入国後2日以内にPCR検査で検査をし、陰性であればそのまま隔離解除。陽性であれば隔離を継続し合計10日間の隔離が求められるようになりました。
イギリスからの帰国時
イギリスから帰国される場合は、当面1ヵ月間の措置として11月30日より、政府指定の隔離場所で入国後6日間の自己隔離を経て(3日目と6日目に検査)、合計14日間の隔離が求められるようになります。
英国からのすべての入国者及び帰国者については、これまでは、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)で3日間待機いただき、入国後3日目に改めて検査を受けていただくこととしておりましたが、「水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域」に指定し、令和3年12月1日午前0時からは検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)で6日間待機いただき、入国後3日目及び6日目に改めて検査を受けていただくことになります。
オーストラリアの対応
オーストラリアでは、2021年の12月1日から日本国籍保持者を対象に、対象の州を限定して隔離不要の入国を解禁する予定でしたが、今回のオミクロン株の影響を受け、2週間後の12月15日まで延期されました。
その他の国
ドイツ・フランスなどのEU諸国、アメリカ、カナダなどでは、オミクロン株による日本人や日本に対しての入国制限を強化するという発表は今のところ見られていません。
日本帰国時の入国制限
逆に日本では、当面1ヵ月間全ての外国人の入国を停止すると発表していますが、日本人の入国を拒否するという事ではありません。ただし、これまで以上に帰国時の制限が厳しくなっている場合がありますので注意が必要です。
全般
ワクチン接種済みの場合は、帰国時の待機期間が14日間から10日間へと短縮されていましたが、ワクチン接種されている場合でも今回のオミクロン株の影響を受け14日間となりました。
そしてオミクロン株が確認された国からの帰国者に対しては、指定場所での隔離期間が設けられています。
イギリスからの帰国時
イギリスからの帰国に対しては、上述した通り、入国後6日間の指定場所での待機が求められています。
ドイツ・フランス・カナダ・オーストラリア
これらの国から帰国された方は、入国後3日間の指定場所での待機が求められています。但し、カナダはオンタリオ州のみが対象です。