語学学校の返金(リファンド)について
何らかの事情で留学することができなくなった、語学学校をキャンセルしたいとなった場合、語学学校に支払った授業料や滞在費は返金してもらえるのでしょうか。この質問について解説していきます。
語学留学にまつわる質問
留学で語学学校をキャンセルしたい時、授業料は返金してくれるのですか?
返金されないこともあり返金されることもありますが、返金される場合どのくらい返金されるかは大まかに留学する国や州によって変わってきます。
留学生が支払った授業料についてしっかりケアするように国や州の方針としてしっかり規定している所もあれば、政府や自治体が全く絡んでいない国もあります。例えばアメリカはほとんどの州で授業が始まってキャンセルしても授業の消化割合に応じて返金するように州の方針として定められています。どの程度授業を受けた時点でどのくらい返金されるようになるかは州によって異なりますが、国として授業が開始されても授業料の返金に応じる制度ができている所は安心できます。
カナダもブリティッシュコロンビア州などではアメリカと似たような返金制度が採用されています。その為、こういった自治体である程度返金が保証している国では授業が始まってキャンセルしてもある程度は戻ってくるようになっています。ただし、一定割合以上消化してキャンセルすると返金がゼロになる決まりにもなっているので、いつキャンセルしても必ずいくらか返ってくるという訳ではありません。事前に学校の規約をチェックしておきましょう。
一方で、イギリスやアイルランドなどヨーロッパの国では、国がほとんど規制していないため一旦授業が始まってキャンセルしても一切返金しないという学校が多いです。また格安校などは授業が始まる前でも一旦支払いを済ませてキャンセルすると返金なしという学校もあります。必ず学校申し込みの前に学校の返金規定を確認するようにしましょう。
ホームステイなどの滞在費については、授業料とは基本的に別扱いとして考えておいて構いません。多くの場合は、ホームステイ代の未利用分は返金されます。ただし、希望の退去日の何週間前までには申し出ないといけないといった細かい所は学校によって異なるので、その点も確認しておいてください。一部学校では授業料とホームステイ代をまとめて返金規約の対象にしていることもありますので、この点も注意して規約を確認するようにしてください。