2022年1月のイギリス入国制限緩和措置について詳しく解説
2022年1月7日よりイギリスではワクチン接種済みの方を対象に入国前の陰性証明の提示が不要となりました。また1月9日からは自己隔離も不要となります。
イギリスの場合は、イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドで入国の条件は異なったりもしますので、留学先として選ばれるイングランド・スコットランド・ウェールズの3つの地域でどう変わったか見ていきたいと思います。
イングランドの入国制限緩和
イングランドでは、これまで入国時にワクチン接種証明・PCR検査の陰性証明・ロケーターフォームの記入・入国後の自己隔離・入国後2日以内のPCR検査を求めていましたが、2022年1月7日より入国前の陰性証明提示の撤廃、そして1月9日より入国後の自己隔離が撤廃されることになりました。
また、入国後2日以内のPCRによる検査も、簡易的でお安く結果も早いラテラルフロー検査でも認められることとなり、PCR検査を受ける必要がなくなりました。
これにより、1月7日以降からは、
- ワクチン接種証明
- ロケーターフォームの記入(イギリス入国前の48時間以内に作成)
- 入国後2日以内のラテラルフロー検査
のみが必要となります。
自己隔離が廃止されましたので、イギリスに入国したらそのまま目的地に移動し、2日目までに検査を受けるようになります。検査結果を待っている間も自己隔離は必要ありませんが、検査結果で要請が出た場合は、10日間の自己隔離をしPCR検査を受ける必要が出てきます。
※入国後2日以内のラテラルフロー検査は、イギリス出発までに日本で予約を入れておきましょう。
ワクチン未接種の場合
以上の入国制限緩和は、ワクチン接種済みの方が対象となります。ワクチン未接種の場合は、入国はできますが以下の入国制限の要件を満たさなければなりません。
- イギリス出発2日前以内に受けたPCR検査の陰性証明
- ロケーターフォームの記入(イギリス入国前の48時間以内に作成)
- 入国後2日目及び8日目に受けるPCR検査の予約
- 入国後10日間の自己隔離(申告場所にて)
- 入国後2日目及び8日目にPCR検査
スコットランドの入国制限緩和
スコットランドでもイングランドと同様に、事前の陰性証明と入国後の自己隔離は不要となっています。
スコットランド入国前及び入国後の制限についてはイングランドと同じで、以下が必要となります。
- ワクチン接種証明
- ロケーターフォームの記入(イギリス入国前の48時間以内に作成)
- 入国後2日以内のラテラルフロー検査
スコットランドでも自己隔離は不要となりましたので、スコットランドに入国し2日目までにラテラルフロー検査を受け、陽性であれば10日間の自己隔離をしPCR検査という流れになります。
ワクチン未接種の場合
スコットランドの場合でもワクチン未接種の方への対応はイングランドと同じです。
- イギリス出発2日前以内に受けたPCR検査の陰性証明
- ロケーターフォームの記入(イギリス入国前の48時間以内に作成)
- 入国後2日目及び8日目に受けるPCR検査の予約
- 入国後10日間の自己隔離(申告場所にて)
- 入国後2日目及び8日目にPCR検査
ウェールズの入国制限緩和
ウェールズでも同様の措置が取られています。
- ワクチン接種証明
- ロケーターフォームの記入(イギリス入国前の48時間以内に作成)
- 入国後2日以内のラテラルフロー検査
ウェールズでも自己隔離は不要で2日目までにラテラルフロー検査を受け、陽性であれば10日間の自己隔離といった流れになります。
ワクチン未接種の場合
ウェールズでも、イングランドやスコットランドと同様です。
- イギリス出発2日前以内に受けたPCR検査の陰性証明
- ロケーターフォームの記入(イギリス入国前の48時間以内に作成)
- 入国後2日目及び8日目に受けるPCR検査の予約
- 入国後10日間の自己隔離(申告場所にて)
- 入国後2日目及び8日目にPCR検査
イギリスの今後の動き
イギリスでは、オミクロン株の陽性者が1日数十万人の規模で出ていますが、入院患者数や死亡者数は増減は繰り返しているものの、デルタ株ほどの大きな波にはなっていません。
その為なのか分かりませんが、オミクロン株による大がかりな抑制策を導入することなく、マスクの着用といったレベルで感染を凌いでいます。ここまでオミクロン株が蔓延しているからという判断なのかはわかりませんが、水際対策も効果が薄いとしこれまでとしては最も軽いレベルにまで入国制限措置を緩和しました。
今回の入国制限緩和によりワクチンを接種していれば、イギリスはコロナ禍において非常に入国しやすい国となりましたので、今後留学を検討されている方はイギリスへ留学することも検討してみてはいかがでしょうか。